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漫画を置かない「ブックオフ」が登場。コミック市場の縮小が原因ではなかった

4/15(日) 11:30配信

FNN PRIME

落ち込むコミック市場

「紙媒体が売れない」そんな声が聞こえてくる昨今、出版科学研究所が2017年(1月~12月)のコミック市場の統計を発表した。

【画像】ブックオフはどんな見た目に?

雑誌と単行本、紙と電子をあわせたコミック全体の市場規模は、前年比2.8%減の4330億円と、過去最大の落ち込みになり、1995年のピーク時と比べ4分の3まで減少したという。


また、コミックス(単行本)の市場規模は、前年比0.9%減の3377億円とわずかに減少、紙のコミックスが同14.4%減の1666億円と2桁の落ち込みをみせた一方で、電子は同17.2%増の1711億円と成長を続けた。

比率は紙49.3:電子50.7と、電子コミックスの売り上げが、初めて紙のコミックスを上回ったという。

出版科学研究所は、過去最大の落ち込みを見せたコミック市場について「これまで市場を支えてきたビッグタイトルの完結や部数規模の縮小、またこれに替わる新たなヒット作が出ていないこと、読者の紙から電子へのシフトによって、大幅な減少となった」と分析している。

コミックを置かないブックオフ その評判は?

そんなコミック不況とも言えるさなか、「本を売るならブックオフ♪」というフレーズで有名な古書店『ブックオフ』が、新しいスタイルの店舗をリニューアルオープンさせた。

ブックオフといえば、フロアの多くをコミック売り場が占めていて、常にコミックを探す人がいるイメージだが、その人気の“コミック”を一切取り扱っていないブックオフがあるという。

その店舗は今年3月にリニューアルオープンした、東京・世田谷区の上野毛店だ。


この店舗、コミックの買取はおこなっているが、コミックは一切置いていないという。

なぜコミックを置かなくなってしまったのか。

ブックオフコーポレーション株式会社にその理由を尋ねると、キーワードは『地域のニーズ』だという。

「本部上野毛店では、他店より活字単行や・文庫本の他に児童書・絵本のニーズが高く、そのため、新規にブランドバッグやアパレルの買取を始めると同時に、絵本・児童書に力を入れ、地域のお客さまのニーズに応えたいと考えました」

実際に、絵本・児童書を広げたことに対する感謝の声が上がっているという。


一方で、コミック販売をやめたことに対する顧客の反響はどうなのだろうか。

確かに店内でコミックを探す客はいるが、「コミックをお探しのお客様には自由が丘店など豊富な品揃えをしている近隣店舗をご案内しております」としていて、新たに開設したブランド品、貴金属、腕時計、アパレルなどの買取も行う『総合買取窓口』を設置した結果、2日続けて売りに来る人もいるなど、新規の顧客が増えているそうだ。

この上野毛店では、コミックの買取は続けていて、近隣の大型総合リユース店やネットで販売されている。

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最終更新:4/15(日) 11:30
FNN PRIME