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獅子かぶる女子高校生が奮闘 全国でも珍しい同好会 師匠おらず動きは自己流

4/15(日) 9:20配信

西日本新聞

 長崎県佐世保市比良町の久田学園佐世保女子高に全国でも珍しい「獅子舞同好会」がある。会が誕生して32年。伝統芸を守る5人の部員が地域の行事に積極的に参加し、市民を楽しませている。

⇒【画像】商店街のイベントで演舞を披露する女子高校生

 1986年に前身の「獅子舞保存会」が発足した。3年生で部長の山田桜さん(17)をはじめ、部員の多くの入部動機は「興味があった」「踊る姿がかっこいい」「表現の場にしてみたい」。ファッション性もあるヒップホップなど女子高校生たちに人気のダンスに目もくれず、獅子をかぶった。

 高校の体育館で行われる練習は週1回。大きなイベントの前では練習量が増える。おはやしの笛や太鼓はない。代わりに流すCDの旋律に乗って踊る。師匠がいないため、動きも自己流。投稿動画サイトで「長崎くんち」など全国各地の獅子舞を見て、取り入れる。

「部員を増やして引き継ぎたい」

 同市相浦町の飯盛神社から譲り受け、大事に使っている獅子。2人組の中獅子と1人で踊る小獅子で演舞する。中獅子は互いの高さを合わせなければならない上、視線は常に下を向くため、前方は見えないし、前傾姿勢を保つことが必要だ。ポタポタと汗も流れる。「ずっと背中を曲げているからハード。でも呼吸を合わせて踊ることができたときがうれしい」。山田さんは約3分間の演舞の苦労と喜びを明かす。

 3月24日、市中心部の三ケ町商店街であった高校生が買い物客と交流するイベント「三ケ町春の感謝祭」に参加。おはやしに乗って踊った後、縁起を担いで人々の頭をかむしぐさを見せ、市民に喜ばれた。秋の大祭「佐世保くんち」や学校の教育発表会でも成果を披露する。

 顧問の安永一歩教諭(35)も「お客さんが笑ってくれるところにやりがいを感じているようだ」。新学期も始まる。会を存続するには新1年生の勧誘が必至。「部員を増やして引き継ぎたい」。そう話す山田さんの真面目さが新鮮に感じられた。

西日本新聞社

最終更新:4/15(日) 9:20
西日本新聞