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「住むなら相鉄沿線」と思わせる10の理由 暮らしやすい街と東京が直結へ!

4/15(日) 14:10配信

乗りものニュース

東京都心も東海道新幹線も近くなる

 相模鉄道(相鉄)は横浜駅を起点とし、旅客列車は海老名駅とを結ぶ本線と、途中の二俣川駅から分岐して湘南台駅に至るいずみ野線を運行しています。関東の大手私鉄で東京都心に乗り入れていない唯一の会社です。小田急の箱根、東武の日光のような大型の観光地やレジャー施設は相鉄には少なく、沿線外から相鉄を利用する人も少ないでしょう。そう考えると、相鉄は、沿線の人々の支持が厚いため大手私鉄と呼べる規模になったとも言えそうです。「しっかり地元に根付いた鉄道の強み」とでも言いましょうか。

【写真】相鉄電車の伝統、車内の「鏡」

 そんな相鉄の魅力を、営業マン時代に天王町駅近くにあったPCメーカー、日本ゲートウェイに何度も通い、現在も大和駅近くの焼き肉屋さん「天狗家」に通う筆者(杉山淳一:鉄道ライター)の思い込みと独断で紹介します。異論・反論大歓迎です。皆さんも相鉄の魅力について、SNSなどで盛り上がってくださいね。

【1位】直通新線で東京都心へアプローチ

 相鉄は、大きな転機を迎えています。西谷駅(横浜市保土ケ谷区)とJR東海道貨物線を結ぶ線路を建設し、羽沢横浜国大駅を設置。この駅を介して、2019年度下期にJR東日本と、2022年度下期に東急電鉄とそれぞれ直通運転を開始し、東京都心へ乗り換えなしで行けるようにする計画を進めています。関東大手私鉄で、相鉄の唯一の弱点は「東京方面に直通できない」ことでした。その弱点が克服されます。

 相鉄によると、都心直通運転によって、二俣川~新宿間は約44分、二俣川~目黒間は約38分に。現在の横浜駅経由よりも約15~16分程度短縮します。ちなみに、小田急線の急行で新宿駅から40分というと、町田駅や相模大野駅付近。快速急行なら小田急多摩センター駅辺り。東急線だと渋谷駅から40分は中央林間駅や元町・中華街駅です。相鉄沿線から東京都心がぐっと近くなります。

 また、東急直通ルートは新横浜駅を経由するため、東海道新幹線への乗り換えが便利に。関西方面に出張が多いビジネスパーソンには魅力的です。東京駅乗り換えで東北方面の出張にも使えます。

 今後は、特に2022年ごろから不動産市場に動きがありそうです。1991(平成3)年以降に認定された生産緑地がその期限を迎えます。生産緑地は市街化区域の農地で固定資産税を減免する制度です。しかし、後継者不足などで農業の継続が困難な場合や、指定から30年を経過した場合は生産緑地指定が解除されます。その結果、市街地の農地がマンションや建売住宅に転換されていくと予想されます。神奈川県の横浜近郊は特に生産緑地が多いため、相鉄沿線は住宅市場として有望な地域となるでしょう。

 相鉄としては、都心直通線が便利になると、いままで横浜駅まで乗って東京都心へ向かってくれた通勤・通学客が、途中の西谷駅で他の路線方面へ「流出」してしまいます。鉄道としては減収です。しかし、相鉄グループには不動産関連会社が7社あり、沿線開発からの利益を期待できます。また、東京都心へ便利な路線となれば、沿線人口そのものも増え、鉄道利用客の増加も期待できそうです。

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