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「役人は政治家の犬じゃない」官僚調査:6割以上が政治家との付き合いがストレス

4/15(日) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

Business Insider Japanが2018年3~4月に、官僚の働き方のアンケートを実施したところ、9割の職員がほぼ毎日残業をしている実態が明らかになった。残業の原因(自由記述)は、回答者の半数近くが「国会議員対応」を挙げ、9割が政治家からの要求が働き方に影響しているという回答している。

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ある官僚は「役人は政治家の犬じゃない」と記述欄で訴えた。

働き方の原因は政治家からの要求

Business Insider Japanでは、森友学園への国有地売却に関する決裁文書改ざん問題で、“忖度”の言葉が象徴するように官僚の仕事のあり方が注視されていることを受け、官僚の労働環境を取材した。その結果、メンタルヘルスを理由に1カ月以上休職している国家公務員は、民間企業と比較すると、約3倍だった。

さらに、「官僚の働き方」をアンケートを実施したところ、70人から回答があった。

週の残業時間を聞いたところ、「20時間以上」(月に換算すると、過労死ラインの月80時間以上)が54.3パーセントと過半数を占め、官僚の2人に1人が、1日に4時間以上の残業をしている結果となった。

残業の頻度は、「必ず毎日」「おおよそ毎日」を合計すると、9割を超え、日常的に残業をしている現状が明らかになった。

残業の原因(自由記述)を聞くと、32人のうち17人が「国会対応」と答え、回答の中で最も多かった。このほか、「業務量が多い」「規則がITに対応していない」「災害対応」「人員が少ない」などという意見があった。

国会議員の対応をする「国会対応」は働き方に大きく影響し、「政治家からの要求が働き方に影響している」と答えた人は、9割近かった。

この結果、政治家との付き合いに6割の人がストレスを感じていた。退職を考えたことが「すごくある」「少しある」と回答したのは、8割近く。

ストレスや退職を検討する理由を聞くと、「役人は政治家の犬じゃない」(厚生労働省)「(政治家は)残業時間を減らせと国会で政府に求めておきながら、公務員に対しては自分たちが残業の根源になっている」(農林水産省)と切実な思いを回答した(カッコ内は所属)。主な回答をまとめると、以下のようになる(自由回答をBusiness Insider Japanが分類)。

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最終更新:4/15(日) 21:18
BUSINESS INSIDER JAPAN

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