ここから本文です

メルセデス・ベンツ、高級セダンの電気自動車「EQ S」を開発中であることが明らかに

4/15(日) 5:00配信

Autoblog 日本版

メルセデス・ベンツは、2022年までに10車種の新型電気自動車(EV)を投入する計画の一環として、「EQ S」と呼ばれるフルサイズ・セダンEVの開発に取り組んでいる。EQ Sはメルセデスのフラッグシップ・モデル「Sクラス」とほぼ同サイズで、テスラ「モデルS」と競合する高級EVになるだろうと、米国の大手総合情報サービス会社『Bloomberg』は報じている。
この新型EVについては、モデルチェンジした新型「Aクラス」をクロアチアで発表した際にダイムラーのディーター・ツェッチェ最高経営責任者(CEO)が明らかにした。詳細は不明だが、メルセデスで大型車プロジェクトのチーフ・エンジニアを務めるマイケル・ケルツ氏は、「EQ Sは電動パワートレインに対応した新しいプラットフォームを採用し、Sクラスとは別のモデルとして2020年に登場する予定」とメディアに発言している。

ツェッチェCEOは、メルセデス・ベンツの電動化計画についても新たな情報を明らかにした。新型プラグイン・ハイブリッド車の電気モーターのみによる航続距離は「現行モデルとは全く異なる」レベルになるとのこと。また、従来型の内燃エンジン搭載モデルには、48ボルト電装システムを使ったマイルド・ハイブリッドの採用を推進していくという。

メルセデス・ベンツの現行プラグイン・ハイブリッド車である「C 350 e」は、電気モーターのみによる航続距離が28.6kmとされており、市街地と高速道路走行時の燃費は51MPGe(21.7km/L)だ(日本仕様におけるハイブリッド燃料消費率JC08モードは17.2km/L)。この数値は、電気モーターのみで53マイル(約85km)の距離を走ることができるシボレー「ボルト(Volt)」のような他社のプラグイン・ハイブリッド車に比較すると見劣りする。

メルセデスは、EVに特化した新たなサブ・ブランド「EQ」の展開に向けて、既に2つのモデルを準備中だ。最初の1台は、2016年のパリ・モーターショーで発表された「ジェネレーションEQ」の市販モデルとして、2019年に発売が予定されている電動SUV「EQ C」。もう1台は2017年のフランクフルト・モーターショーで公開され、同年の東京モーターショーにも展示された小型ハッチバックEV「EQ A」である。EQ Sがどの順番で投入されるのかについては不明だが、メルセデスのEV計画が2020年に向けて着実に進行しつつあることは確かだ。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Autoblog Japan Staff

最終更新:4/15(日) 5:00
Autoblog 日本版