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【MLB】マウアーが2000安打を達成 09年にはイチローとハイレベルな首位打者争い

4/15(日) 17:10配信

Full-Count

ドラフト全米1位でツインズに加入、3度の首位打者に輝いたマウアー

 ミネソタ・ツインズの一塁手、ジョー・マウアーは現地4月12日(日本時間13日)のホワイトソックス戦で2安打し、通算2000本安打を達成した。MLBでは287人目。珍しい記録ではないが、イチローのライバルだった名選手が一区切りを迎えた。

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 マウアーはミネソタ州の出身。地元の高校時代からバスケットボールと野球の傑出した才能で注目を集める。大学進学の話もあったが、2001年にMLB全体1位で地元ミネソタ・ツインズに指名され、入団。ポジションは捕手だった。

 順調にマイナーの階段を駆け上がり、2004年にMLB昇格。2005年には正捕手となり打率.294、翌2006年には.347で首位打者を獲得。シュアな打撃と優れた選球眼で、一躍リーグを代表する打者となる。捕手としても俊敏で、2007年にはリーグ1位の盗塁阻止率53%を記録する。ゴールドグラブには3度輝いた。

 2008年には打率.328で2度目の首位打者。そして、2009年に26歳のマウアーは10歳年長のイチローと激しい首位打者争いを演じる。最終的にマウアーは打率.365で同.352のイチローを振りきって3度目の首位打者に輝き、MVPにも選出された。

 マウアーは翌2010年に2011年からの8年1億8400万ドル(約200億円)という巨額の契約を結び、MLB史上最高の捕手になるという期待が高まる。またツインズでは一塁手のジャスティン・モーノーとともにチームの顔としてファンの信頼を集めた。

現代では珍しいフランチャイズプレーヤーでの2000安打達成

 しかし、この時期から故障がちとなる。2013年8月にはファウルチップがキャッチャーマスクを直撃し、脳震盪を起こす。脳震盪を再発すれば選手生命にかかわる恐れがあるという医師の助言もあり、2014年から一塁手に転向するが、打撃成績は下がり続けた。

 それでも、昨年は5年ぶりに3割(.305)をマーク。復調の兆しが見えていた中、今季も開幕から好調で、4月13日(同14日)時点でリーグ2位の打率.412。そして、2000本安打も記録した。

 捕手としての出場試合が50%以上の選手の2000本安打はMLB史上11人目。※は野球殿堂入り。

1.イバン・ロドリゲス 2844安打※
2.テッド・シモンズ 2472安打
3.カールトン・フィスク 2356安打※
4.ジェイソン・ケンドール 2195安打
5.ヨギ・ベラ 2150安打※
6.マイク・ピアッツア 2127安打※
7.ゲーリー・カーター 2092安打※
8.ジョニー・ベンチ 2048安打※
9.ビクター・マルティネス 2046安打
10.A.J.ピアジンスキー 2043安打
11.ジョー・マウアー 2000安打

 マウアーも歴史的な存在になりつつある。一度も移籍を経験しないフランチャイズプレイヤーのまま2000本をクリアするのは、現代のMLBでは珍しい。現役の2000本安打は10人目となる。

 巨額契約も今季が最終年。今後の去就が気になるところだ。一説では今季限りでの引退の情報もあるが、まだ34歳。3割を打って元気なところを見せれば、可能性は広がってくるだろう。長打は少なくなったが、ボールをじっくりと見極め、広角に打ち分ける打撃技術は健在だ。もうひと頑張りを期待したい。

広尾晃 / Koh Hiroo

最終更新:4/15(日) 17:24
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