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高卒スラッガー勝負の年?今後を占う“プロ4年目”

4/15(日) 11:00配信

ベースボールキング

高卒スラッガーのブレイク年

 待ちに待ったシーズンが開幕して早くも10試合あまりが経過。今年も期待の若手選手が開幕一軍の座をつかみ、レギュラー定着に向けて懸命にプレーしている。そのなかでも目立っている選手のひとりが、プロ入り4年目の岡本和真(巨人)だ。

 前年オフに退団した村田修一の背番号25を受け継いだ今季は、勝負強い打撃でオープン戦の打点王に輝き、開幕スタメンの座をゲット。その後も持ち前の長打力を発揮し、ここまで打率.286、3本塁打、13打点という成績を残している。

 巨人ファン待望の生え抜きのスラッガーとして存在感を見せ、気の早いファンからは松井秀喜以来となる『生え抜き日本人選手の本塁打王』を期待する声さえあがっている。

 この岡本をはじめ、高卒選手たちが「4年目」にキッカケを掴むというパターンは実に多い。古くは、王貞治が荒川博コーチとの二人三脚の練習で一本足打法を編み出し、初の本塁打王に輝いたのもプロ入り4年の1962年。“鉄人”と称された衣笠祥雄がレギュラーに定着したのもプロ入り4年目の1969年だった。

 高卒選手のプロ入り4年目といえば、大学に進学した同期が4年生になる年。大学リーグで好成績を残せば秋のドラフト会議では上位指名を受け、翌春にはライバルとして対決することになる。そのため尻に火が付く選手が多いのかもしれないが、実際のところはどうなのか。今回は、高卒スラッガーのプロ入り4年目の成績について注目してみた。

高卒スラッガーは4年目までに台頭!?

 対象は1988年以降にプロ入りした高卒選手で、通算200本塁打以上を放った上位7人。なお、球団はプロ入り4年目当時の在籍球団とし、唯一の現役選手、中村剛也は2017年シーズン終了時点の成績とする。

▼ 江藤 智(広島)
プロ入り4年目の成績(1991年)
→ 91試 率.215 本11 点31
[前年成績] 38試 率.239 本5 点10
[通算成績] 1834試 率.268 本364 点1020

▼ 前田智徳(広島)
プロ入り4年目の成績(1993年)
→ 131試 率.317 本27 点70
[前年成績] 130試 率.308 本19 点89
[通算成績] 2188試 率.302 本295 点1112

▼ 新庄剛志(阪神)
プロ入り4年目の成績(1993年)
→ 102試 率.257 本23 点62
[前年成績] 95試 率.278 本11 点46
[通算成績] 1714試 率.252 本225 点816(日米通算)

▼ 中村紀洋(近鉄)
プロ入り4年目の成績(1995年)
→ 129試 率.228 本20 点64
[前年成績] 101試 率.281 本8 点36
[通算成績] 2284試 率.266 本404 点1351(日米通算)

▼ 松井秀喜(巨人)
プロ入り4年目の成績(1996年)
→ 130試 率.314 本38 点99
[前年成績] 131試 率.283 本22 点80
[通算成績] 2504試 率.293 本507 点1649(日米通算)

▼ 城島健司(ダイエー)
プロ入り4年目の成績(1998年)
→ 122試 率.251 本16 点58
[前年成績] 120試 率.308 本15 点68
[通算成績] 1785試 率.289 本292 点1006(日米通算)

▼ 中村剛也(西武)
プロ入り4年目の成績(2005年)
→ 80試 率.262 本22 点57
[前年成績] 28試 率.273 本2 点5
[通算成績] 1432試 率.252 本357 点969


 80試合で22本塁打を放ち、“おかわり君”の愛称がファンに浸透した中村剛也をはじめ、ほとんどの選手がプロ入り4年目の年に飛躍のシーズンを迎えている。

 前田智徳や松井秀喜らは3年目の時点ですでにレギュラー入りを果たしているが、前田はキャリアハイとなる27本塁打をこの年にマーク。松井は自身初タイトルとなるリーグMVPを獲得している。

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