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「イチロー様が(米の)教科書に載ってた~」

4/15(日) 7:45配信

日刊スポーツ

 メジャーが開幕して2週間あまり。遠征先での試合中、米国で8年生(日本では中学2年生)になる娘から、突然、携帯メールが届きました。日頃はさほど連絡してくることもなく、何事かと思いきや…。

【写真】イチロー、面識ないのに…ベッキー心配で会いに来た

 「イチロー様が教科書に載ってた~」(原文まま)。

 添えられた写真には、確かにヤンキース時代のイチローのユニホーム姿が収められていました。

 よくよく事情を聴いてみると、世界史の授業で使っている教科書「WORLDS TOGETHER,WORLDS APART」(W.W.ノートン社=2014年改訂版)に掲載されているもので、イチローの横にはレッドソックスの主砲として活躍したデービッド・オルティスの写真も並んでいました。

 実際に教科書を読んでみると、「とどまることのないグローバリゼーション」という項目の中の一文で、さまざまなジャンルの文化が世界中で拡大してきた歴史をたどる内容でした。

 米国の国民的娯楽と言われる野球界では、1960年代から国際化が進み、中南米をはじめアジアからも選手が移籍するようになった経緯が記されています。ちなみに、写真説明には「ドミニカ共和国からやってきたボストン・レッドソックスのスラッガー、デービッド・オルティス。日本からやってきたニューヨーク・ヤンキースのスーパースター、イチロー・スズキ」と書かれてありました。また、写真はありませんが、1990年代にドジャースと契約した野茂英雄、さらにドミニカ共和国出身で人気を集めた大砲サミー・ソーサ、サイ・ヤング賞3回の名投手ペドロ・マルチネスの名前も、野球が国際化した一端として紹介されています。

 同項目の中には、2人のメジャーリーガーのほか、ジャマイカ出身のミュージシャンで「レゲエの神様」と呼ばれたボブ・マーレーも写真付きで取り上げられるなど、スポーツだけでなく、音楽、映画、テレビ番組などが、国境を越えて広がってきた歴史を伝えています。

 ちなみに、同教科書の中で日本の歴史に関する記載は、江戸時代を築いた徳川家、第2次世界大戦に大きく関与した東条英機くらい。娘が「イチロー様」と書いてきたのも、あながち冗談ではなかったようです。

【四竈衛】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「メジャー徒然日記」)

最終更新:4/15(日) 9:19
日刊スポーツ

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