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『シェンムーI&II』実現への道の舞台裏――セガの「青い目のサムライ」にインタビュー

4/16(月) 11:04配信

IGN JAPAN

『シェンムーI&II』実現への道の舞台裏――セガの「青い目のサムライ」にインタビュー - Part 1

セガフェス2018の開幕イベント「~すべてのセガファンに感謝をこめて~SEGA Fan Meet-Up 2018」で『シェンムーI&II』がPS4向けに発表された。トレーラーのお披露めのあとに、セガのCEOを務める里見治紀氏はとあるイギリス人をステージに呼んだ。ジョン・クラークという名の男で、セガヨーロッパのエグゼクティブ・バイス・プレジデントである。その役職に似合わず、スニーカーにジーンズ、革ジャンという格好で登壇した。もちろん、普段着ではない。『シェンムーI&II』の主人公である芭月涼のコスプレだ。
「『シェンムー』は欧米で、セガのチャレンジングスピリッツを象徴するタイトルとして評価されています。今回は昔からのセガファンの希望にお応えして、原作に忠実な形で移植しています」とクラーク氏。

「シェンムーI&II」画像・動画ギャラリー


『シェンムー 一章 横須賀』は1999年に発売したゲームで、当時は鈴木裕が率いるAM2が開発した作品であり、2001年に『シェンムーII』が発売してから未完の超大作として歴史に残ることになった。もちろん、『シェンムー』は日本のIPである。しかし、欧米のファンを中心にKickstarterプロジェクトとして実現して、Deep Silverというドイツのパブリッシャーをもつ『シェンムーIII』は極めて国際的なプロジェクトになっている。
『シェンムーIII』の開発にセガは携わっていないが、『シェンムーI&II』はセガが自ら始動させたプロジェクトだ。とはいえ、こちらも国際的なプロジェクトであることに変わりはない。その事情を深く知らなくても、セガヨーロッパのクラーク氏が登壇しているという時点で、それはファンもなんとなく理解できたはずだ。しかし、このプロジェクトがセガ本社(以下、セガジャパン)ではなく、クラーク氏を筆頭にセガヨーロッパがスタートさせたものであると聞けば、驚く人もいるかもしれない。


「僕は11年前からセガ(ヨーロッパ)で働いています。これまでに働いてきたゲーム企業と違うことがあるとすれば、それはセガで働いている人たちがみんなセガファンであるということです。セガは実に豊富な過去作のライブラリがあるわけですが、セガで働いている人たちがそのままファンの代表となって、このゲームをリリースできないか、あのゲームをリリースできないかと話す毎日です。その中でも『シェンムー』は大きく差をつけてナンバーワンですね。社内でも、ファンの間でも、昔からそうです。僕がセガに入ったときからそうだし、そのさらに前からそうだったと聞いています。みんな入社して、まず言うことは『シェンムーを出しましょう!』なのです。ヨーロッパであれば、彼らは普段であれば『Total War』や『Football Manager』、または『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』といったIPに携わってきますが、それをやりながらもやはり『シェンムーを出しましょう』といつも言っています(笑)」
クラーク氏によると、『シェンムー』を復活させる話は前々から提案されていたが、ライセンスや声優関連の事情など、さまざまな懸念点があり、なかな実現に至らなかったという。しかし、そうした状態の中で、チャンスを生み出したのが欧米で2014年にリリースした『戦場のヴァルキュリア』のPC版だ。


「『戦場のヴァルキュリア』のPC版は、日本のゲームやセガのコンテンツの魅力を再確認できるきっかを作り出したんですよ 。 セガヨーロッパがリードしてPC向けに展開して、のちにPS4でも出ました 。 それから数年が経った今、すごく勢いのあるフランチャイズに成長しました 。 この動きは我々にとっても、日本のセガにとってもすごく励みになったと思います 。 その流れもあって、検討できるタイトルが増えました 。 移植は『シェンムーIII』の前から検討していましたが、これもひとつのきっかけになりましたね 。 しかし、たとえ『シェンムーIII』の発表がなかったとしても、それでも『シェンムーI&II』を出すに至ったと思います 。

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最終更新:4/16(月) 11:04
IGN JAPAN