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【保存版】広告主なら知っておきたい「プログラマティック広告」の基礎知識 ~ インターネット広告の歴史【前編】

4/16(月) 7:01配信

Web担当者Forum

本稿では、前後編の2回に分けて「プログラマティック広告とは何か」について説明する。

先に意味だけ紹介すれば、プログラマティック広告とは「インターネット広告における、広告枠の自動買い付けのためのプロセスの総称」である。

ただし、これだけで説明を終えてしまうのはさすがに乱暴だろう。インターネット広告は技術の進歩が早く、言葉の定義も明確でない場合も多いため、ひとことで説明するとかえって正しい理解から遠ざかってしまう。特に初学者に対して表面的な結論だけを伝えることは、むしろ混乱を招く恐れがある。

 

経緯を知ることが本質的な理解への近道

そこで本質的な理解ができるよう、前編ではインターネット広告の黎明期からプログラマティック広告の登場に至るまでの経緯をていねいに振り返る。その目的は、「なぜ今プログラマティック広告が注目されており、簡単に説明できないほど複雑な構造となっているのか」を解きほぐしていくことだ。

そして、次回の後編では、プログラマティック広告が抱える課題とこれからの広告について触れる。

なお、「プログラマティック・バイイング(自動買い付け)」という言い方もあるが、本稿では「プログラマティック広告」と表記する。

インターネット広告の歴史

・1996年ごろ: 予約型広告(バナー)としてスタート
・1999年ごろ: 成果報酬型広告(アフィリエイト)の登場
・2002年ごろ: 検索連動型広告(アドワーズ)の登場
・2008年ごろ: アドネットワークの登場
・2010年ごろ: プログラマティック広告の登場
・2013年ごろ: ターゲティング対象が「枠」から「人」へ

 

初期のインターネット広告は「予約型広告」だった

いわゆる「4マス(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)」といわれるトラディショナルメディアの特徴は「一方向、一対多」である。メディアから視聴者へと情報が一方向に流れ、1つのメディアが発信した情報が多くの人に見られる形だ。そして、必然的に、それらのメディア(媒体)に掲載される広告も同じ「一方向、一対多」の特徴を持つ。

新聞広告なら、同じ日の同じ新聞には、誰が読んでも「同じ紙面」に「同じ広告」が掲載されている。テレビCMなら、同じ時間の同じ局であれば、誰が見ても「同じ番組」に「同じCM」が流れている。1人ひとりに違う広告が表示されることはない、とてもシンプルな掲載の仕組みである。

インターネット広告も、当初はこうした従来のメディア広告の様式を踏襲する形でスタートした。1996年ごろのことだ。

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最終更新:4/16(月) 7:01
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