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小平、米ツアー初V! 日本男子史上5人目 6打差大逆転、プレーオフ制す

4/16(月) 16:56配信

夕刊フジ

 ■米男子ゴルフ・RBCヘリテージ最終日(15日、米サウスカロライナ州ヒルトンヘッド、ハーバータウン・リンクス=7099ヤード、パー71)

 首位と6打差の12位から出た小平智(28)が、大逆転で米ツアー初優勝を飾った。7バーディー、2ボギーの66と伸ばし、通算12アンダーで並んだ金シウ(韓国)とのプレーオフを制した。日本選手による米ツアー制覇は昨年8月の松山英樹以来で5人目。出場15試合目での優勝は松山の26試合目を抜く日本人最速記録となった。優勝賞金120万6000ドル(約1億3300万円)と、2年シードと来年のマスターズ出場権を手にした。「ヒデキのようになりたい」と願い、妻の古閑美保さん(35)に励まされての栄冠だった。

 プレーオフ3ホール目に勝負が決した。7メートルのバーディーパットを決めると右手で力強くガッツポーズ。先に5メートルにつけていたシウのバーディーパットはカップに届かず、小平の優勝が決まった。日本人では青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に続く米ツアー勝利の快挙となった。

 「目指していたところですけど、こんなに速く優勝できるなんて本当にうれしい。最後のバーディーパットは集中して打てました。今までの優勝の中で一番頭が真っ白です」

 勝利が信じられないという様子だった。

 この日の小平は優勝を狙える位置ではなかったため、10位以内に入ることを目指してのスタートとなった。しかし、1番で1・2メートルのパットを決めて3連続バーディーで波に乗り、前半を33で折り返した。

 後半も風が強くなる中、パットが決まり33。17番でボギーを打ったことを悔やみながらホールアウトしたが、この後にドラマが起こった。首位を走っていたシウが後半崩れ、最終18番でも決めれば優勝の2メートルのバーディーパットをまさかのショートでプレーオフに突入した。

 プレーオフ1ホール目は18番で行われ、小平は3メートルのバーディーパットを打ちきれずにパーで分け。同じ18番での2ホール目は、グリーン奥にこぼして苦しかったが、1・2メートルのパーパットを沈めて、3ホール目で勝ちきった。

 小平は初出場となった前週のマスターズ・トーナメント(米ジョージア州)で予選を通過して28位となって自信を深めた。この時点では来年の出場権が与えられる12位タイ以内には入れなかったが、「また戻ってきたい」と誓っての今週。いきなりの優勝でそれが実現した。

 マスターズは元国内賞金女王で昨年3月に結婚した古閑美保さんとの新婚旅行をかねていた。今週の優勝に、美保さんはインスタグラムで「おめでとうございます」と投稿した。美保さんはマスターズでは小平の挑戦を見守ったが、今週は国内女子ツアー「KKTバンテリンレディス」の解説のため、帰国していた。

 「崩れると思っていなかった上の人が落ちてきて、プレーオフのチャンスが転がり込んでこれをものにしない手はないと思った。ヒデキに少し近づけたかな。まだまだだけどメジャーで勝てる選手になりたい」と小平。

 日本選手も少しずつだが確実に層が厚くなっている。

 ■「ヒデキになりたい」叶った

  --ツアーのメンバーになる

 「こんなに早くなれるとは思わなかった。ビックリしている」

 --優勝の意味は

 「A・パーマーの優勝以来、歴代チャンピオンもすごい選手ばかり。節目の50回大会に自分の名前を残せて嬉しい」

 --プレーオフ前は

 「2打差のときはイスに座っていて、1打差から練習場に行った」

 --メンバーになるために、下部ツアーから挑戦することは考えたか

 「5年前に米ツアーのQTを受けて落ちてから日本に専念し、スポットでアメリカやアジアでプレーした。下部ツアー挑戦も考えていた」

 --この勝利は大きなスタートになるか

 「日本ではずっとヒデキ(松山英樹)が活躍し、ああいう風になりたいと思ってきた。ヒデキは飛距離がすごい上、マネジメント力がすごい」

 --赤いチェックの優勝ジャケットは

 「普段は着ないガラ。これを機会に着たい」

 --ナショナルヒーローになるか

 「まだ日本ではみんな寝ているので起きてビックリすると思う。このあと携帯が鳴るのが怖い」

 --コースの印象

 「日本のコースに似て、林もセパレートされていた。グリーン、芝もクセがなかった」

 --リーダーボードは

 「ずーっとみていた。途中からトップとの差が縮まって4~5位かなと思っていた。(優勝は)17番のボギーでダメだと思ったが、上がったときに2位だったのでビックリした」

 ■小平智(こだいら・さとし) レッスンプロだった父親の影響で10歳でゴルフを始めた。東京・駒場学園高から日大に進んだが2年で中退してプロに転向。2013年のツアー選手権で初優勝し、15年に日本オープン選手権を制した。17年3月に元賞金女王の古閑美保さんと結婚。昨季日本ツアーで平均ストローク1位、賞金ランキング2位。日本ツアー通算6勝。172センチ、70キロ。28歳。東京都出身。

最終更新:4/16(月) 17:54
夕刊フジ