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亜斗夢、ツアー初制覇!「遼くんに勝ってすみません」/国内男子

4/16(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 東建ホームメイトカップ最終日(15日、三重・東建多度CC名古屋=7081ヤード、パー71)単独首位で出た重永亜斗夢(あとむ、29)=ホームテック=が2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落としながらも通算12アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を果たした。4打差の2位から逆転を狙った石川遼(26)=CASIO=と最後まで大接戦の末、1打差でかわした。今季から選手会長の石川は国内開幕戦を優勝で飾れなかった。

 最終18番(パー4)のグリーン上。ウイニングパットを沈めた重永は駆け寄ってきた2人のまな娘を抱き上げ、妻と喜びを分かち合った。

 「家族とグリーン上で抱き合うのが夢だった。これで人生が変わるな、と思った」

 苦しい最終日だった。6番(パー3)はティーショットが池に入りダブルボギー。石川との差はジワジワ縮んだ。それでも「寄せにいくのではなく狙いにいく姿勢」を貫いた。18番ではティーショットを池ポチャ覚悟で強気に左に曲げて、パーセーブ。大勢のギャラリーを前に「遼くんに勝ってすみません!」と“謝罪”して場を和ませた。

 地元で2年前に発生した熊本地震の際も、重永はこの大会に出ていた。2012年に結婚した妻の和歌子さん(28)は、幼い長女とまだ生後11カ月だった次女を抱えて避難し車中泊。「プレーどころではなかった」のが本音だった。2年前は首位発進するも4位。今回は妻と長女の亜子ちゃん(5)、もうすぐ3歳の次女・夢芽(ゆめ)ちゃんが見守る前で、プロ11年目の初優勝を遂げた。

 「熊本の人に、優勝で少しでも元気を与えられたら。何万馬力かは分かりませんが、10万馬力の力としておきます」

 自身の名前の由来である「鉄腕アトム」にちなんで、熊本にエールを送った。故郷にも家族にも報いる、忘れられない初勝利。鉄腕ゴルファーが今季、大躍進を遂げる。