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リポタンパク質の分泌仕組み解明 群大生体調節研究所

4/16(月) 7:55配信

産経新聞

 群馬大学生体調節研究所の佐藤健教授(細胞構造分野)らは、体内のコレステロールを調整する役割を持つ「リポタンパク質」が分泌される仕組みについての研究結果を発表した。これまで機能があまり明らかになっていなかった特定タンパク質が、リポタンパク質の輸送に関与していることを解明。研究成果は11日に米科学誌「ジャーナル・オブ・セルバイオロジー」電子版に掲載された。

 リポタンパク質は、血中を循環し、脂質を運搬する役割を持つが、分泌が低下すると、脂肪肝や脂肪吸収低下が生じる「カイロミクロン停滞症」の原因となる。逆に増えすぎても、高コレステロール血症などの原因となる。

 佐藤教授らは線虫を使い、腸細胞から分泌されるリポタンパク質が小胞体から小器官「ゴルジ体」へ輸送される際、特定のタンパク質「SFT-4」が関与していることを解明。SFT-4は、小胞体付近に存在し、機能が阻害されると細胞内にリポタンパク質が蓄積されることから、リポタンパク質の輸送を促進していることが分かった。

 SFT-4と同様の役割を持つ特定タンパク質は人体にも存在し、今後、カイロミクロン停滞症などの病因解明につながるほか、コレステロール量を調整する薬を作る際に役立つ可能性があると期待されている。

最終更新:4/16(月) 7:55
産経新聞