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阪神・岩貞、「悔しさぶつけた」93球!入魂の1勝

4/16(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神8-3ヤクルト、3回戦、ヤクルト2勝1敗、15日、甲子園)悔しさを胸に思いっきり腕を振った。一回先頭山田への1球目から、気迫みなぎる143キロ。開幕ローテから漏れ、今季初先発の岩貞が、甲子園のマウンドで堂々のピッチングを披露した。

 「開幕に入れなくて悔しい気持ちを、この登板にぶつけました」

 四回まで1-0の緊迫した展開。それでも焦らず冷静に投げ抜いた。序盤、真っすぐが思うように走っていないことを感じると、調子がよかったスライダーを中心に組み立て。6回を4安打、失点は五回の鵜久森の犠飛1点のみ。思いを込めた93球で、今季初勝利をつかんだ。

 開幕直前、先発ローテ戦線から離脱。開幕後も2軍で先発する日々に、始めは少し気落ちしていたという。

 「自分でもへばっていることはわかっていたけれど、それでも『絶対に開幕ローテに入りたい』という気持ちと『この状態で入っても…』という気持ちとがどっちもあって。複雑な感じだった」

 2016年は10勝を挙げながら、昨季は5勝止まり。並々ならぬ覚悟で迎えたシーズンだった。1月の自主トレ期間中、ボールを握らない日はなかった。球威や体のキレを取り戻すために、瞬発系のウエートトレを増やし、長距離走のメニューの日にも短ダッシュを必ず入れた。

 「投げるためだけに特化して練習し続けた」。完全に仕上げた状態でキャンプイン。見違えた姿に香田、金村両投手コーチも「体つきが変わったし球もきてる。今季に懸ける思いが伝わってくる」と声をそろえたほど。しかし、早期仕上げの反動で、3月中旬には自分でも球がいかないと感じるくらい状態が下がっていた。

 2軍ではキャッチボールから1球1球丁寧に投げるよう、意識を変えた。ブルペンにも従来より多く入り、直球を100球以上投げ込む日をつくるなどして感覚を研ぎ澄ませた。苦しみながら結果を残し、やっとつかんだ1軍でのチャンス。“一発快投”で答えてみせた。

 「まずはこれを第一歩として、ここからチームのためにどういう投球をしていけるか」

 今後は一度登録を抹消され、次回は28日の広島戦(マツダ)からの9連戦での登板になる見通し。復肩を期す岩貞がここから白星を積み重ね、虎をVへと導く。

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