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米朝首脳会談 首相あすから訪米、トランプ氏と方針協議 拉致解決へ外交の春

4/16(月) 7:55配信

産経新聞

 安倍晋三首相の「外交の春」が17~20日の訪米で幕を開ける。首相はトランプ大統領との会談で米朝首脳会談に向けた基本方針を協議する。米朝会談が今後の北朝鮮情勢の趨勢(すうせい)を決める重要な会談になるとにらみ可能な限り北朝鮮の非核化やミサイル問題で日本の考え方を伝える考えだ。特に日本が「最重要課題」と位置づける拉致問題は、米朝会談で解決に向け確実な筋道につながることを目指し、綿密なすり合わせを行う方針だ。(田北真樹子)

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 「シンゾーの言う通りになっているな」

 3月9日の首相との電話会談で、トランプ氏は驚いたようにこう語った。会談直前、トランプ氏は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会った韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安全保障室長から、金氏がトランプ氏と直接会う用意があるとの説明を受けたばかりだった。

 「金氏が求めているのは体制の保証。米国が体制を保証すれば交渉に乗ってくる可能性がある。北朝鮮に最大限の圧力をかけ続ければ対話を求めてくる」。トランプ氏をこう説き続けてきたのは首相だった。その通りになったことで、首相が持つ北東アジアの安全保障観をトランプ氏は改めて評価したようだ。

 だが、その首相でも対北で「実は一番難しいのは核・ミサイル問題より拉致問題だ」との認識を持つ。この認識をトランプ氏に共有させられるかが今回の首脳会談の最大の焦点になる。

 拉致問題の解決でも国際社会による対北包囲網は不可欠で、米国は中心的存在だ。首相としては米国との連携をこれまで以上に強固にしておきたいところで、トランプ氏には安易な内容で北朝鮮と妥協しないようくぎを刺す考えだ。

 首相はトランプ氏との会談ですり合わせた対北基本方針を軸に一連の外交日程に臨み、北朝鮮の融和攻勢でもろくなった対北包囲網の再構築を目指す。昨年後半にようやく構築された北朝鮮包囲網は「日米VS中露韓朝」へと変質しつつある。首相は包囲網を元の形に戻し、非核化や拉致問題の解決を確実にするために北朝鮮の追い込みを狙う。

最終更新:4/16(月) 7:55
産経新聞