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熊本魂見せた!重永亜斗夢 遼振り切って初V

4/16(月) 6:01配信

スポニチアネックス

 ◇男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ(2018年4月15日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ・名古屋 7081ヤード、パー71)

 男子ゴルフツアーの東建ホームメイト・カップは15日、2位に4打差の首位でスタートした重永亜斗夢(29=ホームテック)が、73とスコアを落としながらも最後まで首位を死守。通算12アンダーで故郷・熊本にささげる悲願のツアー初優勝を果たした。新選手会長の石川遼(26=CASIO)は強風の中、70とスコアをまとめたが、自身初の国内開幕戦優勝にはあと一歩、届かなかった。

最終18番グリーン脇には、朝一番の新幹線で故郷・熊本を出立した家族の姿があった。

 「アレをしたかった。アレが夢だったんです」。わずか10センチのウイニングパットを沈めた重永は「パパ!」と駆け寄る2人の愛娘を両手で抱え上げ、妻・和歌子さんと歓喜の抱擁を交わした。夢にまで見た家族の幸せいっぱいの時間だった。

 最終日最終組で相対するのは数々のツアー記録を塗り替えた石川と永久シード保持者の片山。試合会場に着くと、突然、腹痛に襲われ、トイレに駆け込んだ。持病の潰瘍性大腸炎の再発。しかし、この日の重永は違った。 6番の第1打をグリーン右の池に打ち込んだ時も「ミスしても腐らない」と笑顔を絶やさなかった。9番のボギーで石川に1打差まで迫られたが「遼にくっついていけばと思いました。特に気にはならなかった」と気持ちを切り替えることができた。過去3度、最終日最終組でV逸を繰り返してきた悔しさと、家族と震災を乗り越えてきたこの2年の日々が重永を強くした。

 「最終組で回ってあの2人に勝てたんだから自慢できますよね。これからのゴルフ人生、いや、人生そのものが変わります」。人気アニメの主人公にあやかって命名された。幼い頃は「恥ずかしい」と思うことの方が多かったというが、今は違う。「頑張れば名前を覚えてもらえますから」。震災から丸2年でたどり着いたツアー初優勝。故郷の復興をゴルフを通して後押しする新ヒーローの誕生だ。