ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

王座剥奪の比嘉、初黒星 今後すべて白紙…具志堅会長「JBCの処分待つ」/BOX

4/16(月) 5:00配信

サンケイスポーツ

 WBC世界フライ級タイトルマッチ(15日、横浜アリーナ)体重超過のためWBCフライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=は、同級2位のクリストファー・ロサレス(23)=ニカラグア=に9回1分14秒TKOで敗れた。日本記録に並ぶ15試合連続KO勝利を続けていた比嘉はプロ初黒星。ロサレスが新王者となった。

 失意の前王者に戦う力はなかった。勝ってもベルトは戻ってこないリングで9回途中、TKO負け。比嘉は涙目で、四方に向かって弱々しく頭を下げた。

 「現場責任者の自分の判断で止めた。試合をやらせたのは、本人が上がると言ったから。自分も大丈夫だと思った。私の責任です」

 所属ジムの具志堅用高会長(62)が説明した。比嘉は会場を去る前に「今は何も出てこないです。ごめんなさい」とだけ言い残した。

 「ロサレス頑張れ」のやじも飛ぶ中、リーチで18センチも勝る相手の左ジャブを浴び続けた。「試合前には2、3回で止めると比嘉には言っていた」と具志堅会長。日本新記録の16試合連続KO勝利どころか、9回が限界でプロ初黒星を喫した。

 前日計量ではリミットより900グラムも重い51・7キロで、日本選手の世界戦で初となる計量失格となった。この日の午前8時に行われた当日計量では、設定された55・3キロを下回る54・7キロ。前日から3キロ増えた体で、リングに上がることは許された。

 「世界チャンピオンにもかかわらず計量オーバーしてすみません」

 当日計量を終えた比嘉は声を絞り出した。前回のV2戦から70日。具志堅会長は「間隔が短かった。それが一番の原因」と声を詰まらせた。

 今後は日本ボクシングコミッション(JBC)による処分を受ける。長期出場停止などの厳罰は確実。他団体との王座統一戦、米国進出など前途洋々だったはずの未来図はすべて白紙に戻った。「JBCの処分を待って今後のことは決めたい。階級を上げるかも今は分からない」と同会長。重い十字架を背負った比嘉の再起の道は険しい。