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「遺体なき殺人」初公判、韓国籍被告「私は無罪」と全面否認 最長207日裁判 神戸地裁姫路支部

4/16(月) 13:46配信

産経新聞

 元暴力団組員の男性ら3人に対する殺人や逮捕監禁致死などの罪で計12回起訴された韓国籍の無職、陳春根被告(47)の裁判員裁判の初公判が16日、神戸地裁姫路支部(木山暢郎裁判長)で開かれた。陳被告は「すべての事件について私は無罪です」と、裁判員裁判の審理対象となる全7事件で起訴内容を否認。弁護側も無罪を主張し、全面的に争う方針。

 判決は11月8日の予定で、初公判から判決までの実審理期間は207日。裁判員裁判では、名古屋地裁の九頭竜湖女性殺害事件(平成28年11月判決)の160日を大幅に上回り、過去最長となる。

 起訴状などによると、陳被告は実行役とみられる上村隆被告(51)=殺人罪などで起訴=らと共謀し、元暴力団組員の下山誠也さん=当時(37)=と元会社社長、前田巌さん=当時(50)=を殺害。韓国籍で元暴力団組員の厳大光さん=当時(57)=を監禁し、死なせたなどとされる。前田さんと厳さんの遺体は見つかっていない。

 初公判から判決までの実審理期間が207日で、過去最長となる神戸地裁姫路支部の裁判員裁判。陳春根被告や弁護側は、被害者が死亡した3事件を含め全面的に無罪を主張する構えで、争点や証人の多さが審理の長期化に影響した。11月8日の判決までの公判回数は実に76回に達し、裁判員に過重な負担がかかることも予想される。

 初公判以降、8月まで週4日のペースで証拠調べなどを集中的に実施。検察と弁護側双方が申請した証人は100人近くにのぼる。同支部は選任手続きを経て裁判員6人、補充裁判員6人を選任したが、その過程で候補者501人のうち421人が辞退した。辞退理由は「重要な仕事がある」が多かった。

 最大の争点となるのが、被害者3人のうち、拳銃で射殺したとされる前田巌さんと、監禁して死亡させたとされる厳大光さんの事件。いずれも遺体が見つかっておらず、前田さんの事件では凶器の拳銃も見つかっていない。

 陳被告は逮捕当初からこれらの事件を「やっていない」と一貫して否認している。検察側は被害者の生存が長期間確認されていないなど、これまで積み重ねた状況証拠をもとに立証を進めるとみられる。

 ■「遺体なき殺人」証人多く、審理長期化

 初公判から判決までの実審理期間が207日で、過去最長となる神戸地裁姫路支部の裁判員裁判。陳春根被告や弁護側は、被害者が死亡した3事件を含め全面的に無罪を主張する構えで、争点や証人の多さが審理の長期化に影響した。11月8日の判決までの公判回数は実に76回に達し、裁判員に過重な負担がかかることも予想される。

 初公判以降、8月まで週4日のペースで証拠調べなどを集中的に実施。検察と弁護側双方が申請した証人は100人近くにのぼる。同支部は選任手続きを経て裁判員6人、補充裁判員6人を選任したが、その過程で候補者501人のうち421人が辞退した。辞退理由は「重要な仕事がある」が多かった。

 最大の争点となるのが、被害者3人のうち、拳銃で射殺したとされる前田巌さんと、監禁して死亡させたとされる厳大光さんの事件。いずれも遺体が見つかっておらず、前田さんの事件では凶器の拳銃も見つかっていない。

 陳被告は逮捕当初からこれらの事件を「やっていない」と一貫して否認している。検察側は被害者の生存が長期間確認されていないなど、これまで積み重ねた状況証拠をもとに立証を進めるとみられる。

最終更新:4/16(月) 13:46
産経新聞