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馬インフル正確に検出 尾形准教授ら技術開発

4/16(月) 10:11配信

福島民報

 福島高専化学・バイオ工学科の尾形慎准教授(38)を中心とした研究チームは、馬の伝染病・馬インフルエンザのウイルスを正確に検出する新技術を開発した。研究内容が評価され、3月に名古屋市で開かれた日本農芸化学会で優れた研究に与えられるトピックス賞を受けた。
 インフルエンザウイルスは人や鳥、馬など宿主の細胞にある糖と接着することで感染する。尾形准教授は馬の細胞にある糖と同じ構造の糖を直径1マイクロメートルの微粒子と結合させた「新規糖鎖微粒子」の開発に成功した。
 馬インフルエンザの検査は通常、馬の鼻水や喉の粘膜を直接、検査機で分析する。ウイルスを吸着する新規糖鎖微粒子を鼻水や粘膜と混ぜ合わせてから検査することで、これまでウイルスが検出できない場合もあった感染初期の検体などからも正確にウイルスを検出できるようになった。
 研究チームは尾形准教授のほか、会津大、広島国際大、静岡大、日本中央競馬会(JRA)の研究者らで構成し、2014(平成26)年から共同研究を行っている。2020年の東京オリンピック馬術競技の検疫での応用を視野に入れており、尾形准教授は「今回開発した新技術が馬インフルエンザの流行を水際で食い止めることにつながればうれしい」と話した。
 馬インフルエンザは感染力が高く、国内では2007年にJRAの競走馬が感染し、レース出走を中止するなどの措置が取られた。

福島民報社

最終更新:4/16(月) 12:02
福島民報