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(朝鮮日報日本語版) 【社説】セウォル号沈没から4年、いつまで「政治利用」するのか

4/16(月) 11:15配信

朝鮮日報日本語版

 貨客船「セウォル号」沈没事故発生から16日で満4年になる。年月が経っても、その痛みや悲しみは遺族をはじめとする多くの人々の胸にまだ残っている。若者たちの死を通じて安全性問題に目を向け、システム整備の契機とすべきだが、4年が経過した今、この国がより安全になったと考える国民はいない。海洋警察庁を一度は解体したものの復活させた一方で、国民安全処という省庁を設けてすぐ解体した以外に、何が変わったというのだろうか。その後も病院・地下鉄・特別養護老人ホーム・バスターミナル・釣り船・公演会場などで大事故が相次いでいる。事故が発生するたびにクローズアップされる韓国社会の安全意識の低さや「まさかそんなことが」という思考方式、関連機関の無能さはいつも同じだ。そのたびに犠牲者の家族たちは「セウォル号の時といったい何が変わったというのか」と泣き叫ぶ。

 セウォル号事故以降、変化があったとすれば、人身事故がある程度の数字を超えるといや応なしに「政治化」されるという異常な現象が始まったことだろう。旅行客が海難事故に遭ったことを政治問題に仕立て上げて何度も利用してきた政権は、その負い目から釣り船事故でも大統領・国務委員(国務大臣)が黙とうするという「行き過ぎたショー」を行った。それでも今は「黙とうショー」もひそかに姿を消している。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は前大統領が弾劾された日、セウォル号沈没現場に行って「ありがとう」と記帳した。悲惨な事故の犠牲者たちに感謝の気持ちを感じるというのは理解に苦しむが、きのうも「セウォル号4年、星になった子どもたちが大韓民国を変えた」というメッセージを出した。「命を優先すべき価値として考えるようになり、隣人の痛みに共感できるようになった」と述べているが、韓国社会が実際にそのように変わったのか、あるいは安全社会のために文在寅政権が何か1つでもきちんとした措置を取って実践したのかは分からない。

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