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“コーチのコーチ”中竹竜二さんが伝授!「褒めれば伸びる」は間違っている

4/16(月) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

もしもあなたが「リーダーになれるのは強い存在感やトップダウン型の指示ができる人だけ」と思い込んでいたとしたら、ぜひこの記事を読んでほしい。「日本一オーラのない監督」として早稲田ラグビーを2連覇に導き、コーチを育てるコーチとして活躍。現在は企業のリーダー育成にも携わる中竹竜二さんがその“奥の手”を惜しみなく語った。

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モデレーターは、中竹さんが発信するリーダースキル「フォロワーシップ」に早くから注目していたというHARES代表の西村創一朗さん。参加者全員の満足度が非常に高かった公開対談をほぼ全文公開する。

<収録:2018年3月1日、渋谷BOOK LAB TOKYOにて>。

この記事でインプットできるキーワード
・リーダーにとって最も重要なのは、自分自身のスタイルを確立すること

・弱みはむやみに克服しようとしなくていい

・「他者のために」という動機付けができたときに、人は力を発揮する

・オーラのないリーダーほど、チャンスがある

・人の成長を信じるマインドセットと、「見る・聴く・認める」の3つのスキルが求められる

西村創一朗さん(以下、西村):リーダーシップというと、強いカリスマ性が必要なものとイメージしがちですが、中竹さんは決してそうではないと新たな類型を提示し、9年前に『リーダーシップからフォロワーシップへ』という本を出されました。この本は僕も社会人になってすぐに先輩に勧められて読んで目からうろこが落ち、以来、バイブルになっています。

ご自身もまた自他共に認める「日本一オーラのない監督」、つまり「リーダーらしくないリーダー」として早稲田ラグビー蹴球部を率いて全国連覇を果たしたことでも有名ですね。まずは、中竹さんがどのようにリーダーシップを発揮、獲得されていったのかというストーリーからうかがわせて下さい。

中竹竜二さん(以下、中竹):もともと私は物事を冷めて見るというか、俯瞰して捉えるようなところがあって、選手時代から「チームはまとまりがいい方が勝つ」という常識にもとらわれていなかったんですよね。メンバーの仲が悪かったとしても、その組織に合った勝ち方は存在するし、見つけられるんじゃないかと思っていました。むしろ過去の勝ち方にとらわれるほうが危険だと。それで、監督をやることになってからも、自分のスタイルでやるしかないという気持ちはありましたね。

西村:「オーラのない監督」というのはご自身で?

中竹:就任初日に選手につけられたんですよ。「よろしくお願いします」とあいさつする場で、「こいつか。全然オーラないな」とブツブツ言っている奴がいる。その日から“日本一オーラのない監督”デビューです。

西村:ムッとすることはなかったんですか?

中竹:なかったですね。もうその通りだと思って。これはいいキャッチフレーズをいただいたと思いました。

実際、私はど素人で監督を始めたので、ちゃんと指導できるレベルではなかったんですよ。早稲田ラグビーは過去数度日本一になっているチームですから、教えるほうがおこがましい。

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最終更新:4/16(月) 13:01
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