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マグロに値上げの波 不漁品薄で居酒屋マグロ探し奔走

4/16(月) 18:36配信

みなと新聞

 庶民の味、ビンナガ(ビンチョウ)マグロの価格が高騰している。これまでスーパーなどの量販店で主役だったメバチマグロは世界的な不漁が続き、在庫薄。代替として需要が高まっていたキハダマグロやビンナガまで値上げの波が襲っている。

 指標となる国内遠洋延縄船の冷凍ビンナガ価格は4月中旬現在、1本10キロ以上サイズでキロ410円前後で推移。年明けから3割上昇している。築地市場の卸売業者は「量販店や居酒屋などがマグロと呼べる魚を探し回っている」と話す。

 地中海での資源量回復や養殖物の台頭で供給が潤沢なクロマグロに対し、メバチやキハダは世界的な不漁が続いている。メバチは価格が2016年末ころから高騰。仲卸業者や加工業者などは代替としてキハダや養殖クロマグロの確保に動いていた。ただキハダ、クロマグロも価格が上昇。結果、値ごろ感のあるマグロ商材であるビンナガに人気が集中している。

 一部の量販店は価格の安いビンナガの拡販が奏功し、水産部門の売り上げが伸びた。ただ、「ビンナガの搬入量は減少傾向にある」(築地の卸売業者)。国内の冷凍在庫は2月末時点で前年同月比19%減の6543トンに落ち込み、供給がタイトになってきた。

 ビンナガにも供給の不足感が出ている現在、「加工業者や問屋はゴールデンウイーク需要にどのマグロを売るか、見極めている状況」(同)。ゴールデンウイークなどの大型連休では、スーパーが刺身や寿司を拡販することなどからマグロ需要が上向く。ただ、今後もメバチやビンナガなどの供給増は期待薄で、さらなる価格上昇が懸念される。

[みなと新聞2018年4月17日付の記事を再構成]

最終更新:4/16(月) 18:36
みなと新聞