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「特急」だから「追加料金」とは限らない! 私鉄では少なくない「無料特急」

4/16(月) 6:20配信

乗りものニュース

JRとは異なる特急の位置づけ

 地方のJR沿線で生まれ育った人は、特急列車を「普通列車より速くて座席もよいものを使っているが高い」と思っている人が多いかもしれません。JRの場合、乗車券だけで乗れるのは各駅停車の普通列車や、普通列車の一種で停車駅を少なくした快速列車だけ。特急列車に乗るなら乗車券だけでなく特急券も買い足さなければならず、その分高くなります。

【写真】別料金を払うと豪華な専用車両に

 しかし、JR以外の私鉄は必ずしもそうではありません。特急券が必要な特急列車を運転している私鉄があれば、特急券が不要の特急列車を運転している私鉄もあります。この場合は単に「普通列車(各駅停車)より停車駅が少なくて速い列車」という意味しかなく、車両も普通列車と同じものを使っていることが多いです。

 大手私鉄16社の場合、特急券がいらない特急列車を運転しているのは、関東が京成電鉄、京王電鉄、東急電鉄、京急電鉄、相鉄の5社。関西は南海電鉄、京阪電鉄、阪急電鉄、阪神電鉄の4社です。このほか、東海地方の名鉄と九州の西鉄も、特急券不要の特急列車を運転しています。

 ただし、一部の私鉄は注意が必要です。

 京成電鉄の場合、特急列車は特急券を買わずに乗ることができます。しかし、京成上野~成田空港間を結んでいる全席指定の空港アクセス特急「スカイライナー」は、乗車券とは別に特急券に相当する「スカイライナー券」も買わなければ乗れません。朝夕に運転されている座席指定制の通勤列車「モーニングライナー」「イブニングライナー」も、それぞれ「モーニングライナー券」「イブニングライナー券」を購入する必要があります。

 その代わり、車両は「スカイライナー」用に開発された、最高速度160km/hのAE形電車を使用。座席は特急列車がロングシート(一部クロスシート)なのに対し、「スカイライナー」は2人掛けのリクライニングシートが設置されています。「スカイライナー」がJRの特急列車に相当し、特急券不要の特急はJRの快速列車に相当するものと考えれば分かりやすいでしょう。

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