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お洒落人がコーヒーをやめて、日本茶を飲み始めた理由。

4/16(月) 14:20配信

食べログマガジン

もうコーヒーに並んでる場合じゃない。日本茶を飲むならここへ!

浅煎りシングルオリジンのドリップコーヒーを求めて、やれSやBなどに長蛇の列をなしていたことを懐かしく感じる昨今。コーヒーはさらにローカルで親しみやすいものに変わり、コーヒーのために遠方に出向いて並ぶのは、今や少し恥ずかしいことになるかもしれないのが2018年のドリンク事情だ。

そして最近は、「コーヒーよりも日本茶」という人が確実に増えており、当然おしゃれ業界でもお茶派が増えてきている。展示会でのお土産に茶葉をもらったり、雑誌(VOGUE、エル・グルメ、Hanakoなど)で組まれるのはコーヒーではなく日本茶特集だったり、街を歩けば次世代のお洒落な茶屋がオープンラッシュだったりと日本茶流行りを肌で感じる。毎月20~30件の新オープンの店(ファッション&お洒落ショップがメイン)をリサーチしている私だが、ここ半年で少なくとも10件のお洒落茶房を訪問し、実際に飲んでいる。これは過去15年の市場調査の中でも初めてのことで、驚いている。

茶所静岡出身の私にとっては、緑茶(煎茶)は毎日欠かせない存在だ。上京して一人暮らしを始めるときにも親に急須を持たされ、実家から送られてくる段ボールにはいつも親戚の茶畑で採れたお茶が入っていた。わざわざ茶葉を買うほどではないが、日本茶は当たり前の飲み物として幼い頃からそばにあった。それが突然、このお洒落化! いつも近くにいたはずの煎茶が遠い存在になってしまったようで、昨今の現象を見て少々の戸惑いがある。メディアで器について熱く語るキャップを被ったデザイン系男子を見かけたり、流行りのシェアホテルのショップに置かれたお洒落パッケージの茶葉を見たりすると、格好だけじゃないの? 「渋い」とか「高尚」とか思われたいからお茶好きを気取ってるんじゃないの~?と意地悪心がムクムク出てきたりする。しかし実際にお店に行って、スタッフと話してみると茶への愛がなかなか深いではないか。

都内を中心に増え始めているのが、茶葉を販売しつつ、お茶の飲み比べを楽しめる新感覚の茶房。カフェでもなくサロンでもなく、喫茶店でもない。店主との会話を楽しみながら、それぞれの店の点前を見ながら味わう茶房こそ、今訪れたい場所だ。そのスタイルはさまざまで、急須の形も素材も和菓子も、器もバリエーション豊かなので、お店を何軒か回っても飽きないのがおもしろいところ。いわゆるインスタ映え的にも抜群で、わびさび感が今抜群に新鮮なのだ。

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