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滑川軽銅、アルミ板製品全品種値上げ

4/16(月) 6:03配信

鉄鋼新聞

 非鉄流通大手の滑川軽銅(社長・滑川幸孝氏)は、アルミ板の販売価格を引き上げる方針を固めた。6月受注分からアルミ板製品全品種を一律1キロ当たり30円引き上げる。昨年から運送コストや副資材価格などの諸経費が上昇しているほか、ここにきてアルミ圧延メーカーが加工賃の引き上げに乗り出していることで自助努力での対応が困難と判断。仕入れ価格や副資材コスト上昇分の一部を販売価格へ転嫁することを決めた。同社がアルミ板の販売価格を改定するのは15年1月以来、約3年半ぶり。

 アルミ板の販売環境は、輸送機器や液晶・半導体製造装置部材など向けに堅調な荷動きが続いている。流通・問屋の出荷量が増加していく一方、昨年夏ごろから大手宅配業者などが人手不足を背景に配送料金の値上げに踏み切ったことで、物流コストが上昇。併せて梱包資材やマスキングシートなど副資材の価格も上昇局面にある。
 国内に二つの加工拠点を持つ滑川軽銅は昨年来、諸経費の上昇に対して自社便の積極活用や工場の生産性改善といった自助努力で対応していた。しかしながらアルミ圧延メーカーがアルミ板製品の加工賃引き上げを表明したことで、仕入れ価格が1割程度上昇することが確実となった。こうした環境下、製品の安定供給やサービス品質の維持が困難と判断し、販売価格の改定を判断した。
 4月中旬から顧客への説明活動を本格化させ、6月受注分からの販売価格の一律改定を目指していく。

最終更新:4/16(月) 6:03
鉄鋼新聞