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あの大物たちを魅了した老舗のロールキャベツの実力を再発見!

4/16(月) 15:00配信

食べログマガジン

昭和38年ラーメン店として創業 、2回の東京五輪を見守る老舗洋食店

前々回、春キャベツを味わう定食として「えぞ松」の回鍋肉を紹介したが、毎年この季節になると食べに行くのが「アカシア」のロールキャベツだ。FBやインスタグラムでも4月になると、どんどんフィードに上がってくる。有名店すぎて紹介するのをためらっていたが、1年ぶりに食べたら、その独特な味わいに引き込まれてしまい、改めてその魅力について語りたくなった。

創業は昭和38年、東京五輪が開催される1年前のこと。もともとはラーメン屋だったにもかかわらず、「独特料理」としてロールキャベツを提供したところ、大人気を博して洋食店へと転身することになったそうだ。創業者の母親が、家庭で出していたレシピをアレンジして提供したという。なんともハイカラなお袋の味だ。

自分がこのロールキャベツのことを知ったのは「笑っていいとも!」でタモリさんが紹介していたのを見たのがきっかけで、大学進学で上京した時にこの店を訪れたことを覚えている。

鶏ガラスープで煮込んだとろとろのキャベツに包まれたい

北野武さんが若い頃、新宿のジャズ喫茶「びざーる」でアルバイトをしていた時、このロールキャベツを食べるのが何よりもごちそうだったという話を聞いたことがある。ロールキャベツ2貫にライスがついてくる、ロールキャベツ定食は850円だ。

もちろんカキフライやコロッケなど、他のメニューとロールキャベツとの組み合わせも可能だ。

ロールキャベツは注文するとすぐに提供されるので時間がない時にもオススメだ。一緒に提供されるスプーンでするっと二つに切れる柔らかさ。

一見とってもシンプルな見た目なので、脳にガツーンとくる大味を想像するのだが、クリーミーだけれど和風のようなさっぱり感があり、コクや旨味が見え隠れする。断面を見るとわかるが、中の餡よりキャベツの分量が多いのだ。このとろとろのキャベツにスープがたっぷり染み込んでいて、クセになる。

ロールキャベツ自体を鶏ガラスープで3~4時間かけて煮込み、その後煮汁でシチューのルーを伸ばしホワイトソースを作っているという。この二つのスープがキャベツの中に染み込み、そして上から被さることで口の中で交わり、絶妙な味を作り上げているのだ。

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