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女性監督の作品は3作品だけ! カンヌ国際映画祭総代表、コンペティション部門出品作の男女格差について語る

4/16(月) 21:21配信

ELLE ONLINE

「フランスで劇場公開しない作品はコンペティション部門への参加を認めない」というルールを発表し物議を醸しているカンヌ国際映画祭。このルールに不満を表明したNetflixが映画祭から撤退、映画祭との対立姿勢を露わにして注目を集めている。そしてもう1つ、話題になっているのがコンペティション部門の出品作に女性監督の作品が少ないこと。先週発表された出品作18作品のうち、女性監督のものはわずか3本。この理由について映画祭総代表のティエリー・フレモーが語っている。

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雑誌『バラエティ』の記者に男女格差について聞かれたフレモー。「フランスの偉大な小説家マルグリット・ユルスナールの言葉『書くときにジェンダーはない』を引用しよう。カンヌでは作品を選ぶときにジェンダーで区別しない。女性監督の作品が優秀であればコンペティション部門の18作品はすべて女性監督のものになる。男性監督の作品が優れていれば出品作はすべて男性監督の作品だ。どちらかのジェンダーや一部の年齢、人種などを他のジェンダーや年齢、人種よりも有利に扱うことはしない」と答えている。

とはいえ、映画界に女性監督そのものが少ないことは問題だというフレモー。「現実を見れば世界の人口の半分は女性だ。でも女性監督の数は男性よりも少ない。女性監督の数が半分になることを望んでいる。女性監督の数は年々増えている。またカンヌはこれまでも統計を上回ってきたし、多くの女性監督の作品を上映してきた」とも。

ちなみに今年の映画祭ではセルフィー禁止というルールも発表され、これもまた波紋を呼んでいる。フレモー曰く「いずれにしてもカンヌはいつも批判されている。他の映画祭に比べてね。セルフィー禁止を擁護する記事は1つも見ていない。もう気にしていないよ。誰も我々を弁護しないのは、残念なことだけれど」。過去にも「レッドカーペットでは女性はハイヒールを履かないといけない」と発表し、議論を巻き起こしたカンヌ国際映画祭。今年はどんなニュースが生まれるのか、注目したい。
(text : Yoko Nagasaka)

最終更新:4/16(月) 21:21
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