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お別れの会に3000人…野中広務とは何者だったのか 自民ハト派の盛衰と政治家の情・非情

4/16(月) 18:40配信

FNN PRIME

野中広務という政治家は何者だったのか

4月14日、京都駅に隣接したホテルで、1月に92年にわたる生涯の幕を閉じた野中広務元官房長官のお別れの会が、野中家と自民党などの合同で開かれた。

【写真】地元の喫茶店で野中氏はこんな表情を…

会には安倍首相、二階幹事長、小沢一郎氏など与野党の大物政治家をはじめ、約3000人が集い、野中氏の遺影に花を手向けた。

かつて、野中氏が幹事長や幹事長代理として大いに権勢をふるう様、そしてその後小泉首相の登場によって影響力を落としていく過程を、担当記者として取材していた自分としては、会にどれくらいの人がどんな思いで集まるのか、そして野中氏とは何者だったのかを改めて感じたいと、高い関心を持って取材した。

「正義を貫き 不正を憎み 弱き者に寄り添う」政治家

会では、野中氏からたびたび批判を受けてきた安倍首相が弔辞で、野中氏を「平和の番人」「正義を貫き、不正を憎み、弱き者によりそってこられた」と評し、社会党と組んでの自民党の政権復帰や、公明党との連立という、現在の自民党政権への野中氏からの遺産ともいえる功績を称えた。

そこには政治思想は違えども、日本そして自民党をよき姿にしていくことへの共通した思いが感じられた。

もっとも、安倍首相の「戦争を知る世代がまた一人旅立つ今、我々は平和の尊さを当たり前のものとして受け止めてはいないか。先生が守り引き継いでくださった素晴らしい国・日本を守り抜いていくとお誓い申し上げる」との言葉については、憲法改正や抑止力強化で日本を守る姿勢の安倍首相と、改憲に慎重でアジアとの友好を重視した野中氏とで、アプローチが違うかもしれないが。

アジア外交と言えば、二階幹事長は弔辞の中で、小泉首相が靖国参拝を打ち出し、日中関係がぎくしゃくしている際に、野中氏に誘われ共に中国を訪問したエピソードを紹介し、「難しいときこそ行動するという、先生から受け継いできた財産をきちんと次の世代に引き渡していく」と述べた。
安倍首相のもとで日中関係が一時悪化した際にも、二階氏はこの言葉通りに中国を訪問してきた。
その二階氏も79歳、次代の中国とのパイプは誰に引き継がれるのだろうか…。

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最終更新:4/16(月) 23:25
FNN PRIME