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岡山簡易PAでごみ投棄止まらず ネットやライト設置も“いたちごっこ”

4/16(月) 23:10配信

山陽新聞デジタル

 岡山県内の国道に設けられた簡易パーキングエリア(PA)で、ごみの不法投棄が後を絶たない。管理する国土交通省岡山国道事務所は定期的な清掃に加え、投棄されやすい場所にネットを張ったりライトを設置したりと対策を強化している。しかし対策には管理費がかさむことから、改善が見られないPAは閉鎖も検討する構えだ。

 簡易PAは長時間運転を防ぐため、主要幹線道路のわきにある駐車スペースのみを設けた休憩場所。県内の国道には64カ所ある。このうち国道2号の24カ所では、ペットボトルや弁当容器などの散乱が特に目立つという。

 同事務所は道路パトロールや年数回の清掃活動で環境美化に努めるが、簡易PAを含む国道のごみ回収量は2016年度、45リットル入りごみ袋で約1800個に上る。かかった費用は前年度比300万円増の1300万円と、拾っては捨てられるという“いたちごっこ”が続く。

 このため同事務所は対策を強化。ポイ捨てが多い岡山市東区の国道2号の福治PAでは、昨年3月までに隣接の雑木林にごみが投げ捨てられないようネット(高さ3メートル、幅210メートル)を張ったほか、駐車スペースを雑木林からやや遠い位置に移した。投棄されやすい場所にはセンサーライト19個を取り付けた。

 効果は表れており、対策前に月約50袋あった同PAのごみ回収量は1袋程度に減少した。ただ、一連の対策には約900万円の費用がかかっており、全てのPAで同様の措置を講じるのは難しいという。

 同事務所は2月、一歩踏み込んだ対応に乗り出した。国道2号沿いにある備前市三石の簡易PA2カ所で初の警告看板を設置。「警告 この駐車スペースを締め切ります」と記し、このまま不法投棄が続けば閉鎖すると予告した。

 PAの清掃活動に協力する県トラック協会青年協議会の草野博一会長は「仮に閉鎖となれば長距離ドライバーが休憩場所を失い、業務に支障が生じかねない」と心配する。岡山国道事務所の高田浩司管理第一課長は「一部の身勝手な行動で閉鎖になるのは心苦しい。PA維持のためにも、全てのドライバーにポイ捨て防止を求めたい」と話している。