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孤独死したファンのために追悼ライブを開催した有坂愛海さんの想い…SNS時代のファンとの関係性とは

4/16(月) 15:30配信

AbemaTIMES

 11日、シンガーソングライターの有坂愛海さんが、亡くなったファンの追悼ライブを開催した。会場となった新宿のライブハウスには、イラストレーターの326氏が描いてくれたという1枚の似顔絵が飾られていた。モデルとなった男性こそ、孤独死した有坂さんのファン・おっきゃんさんだ。応援する側とされる側という関係性から、どのようにして追悼ライブを開催するに至ったのか。有坂さんを取材した。

■出会いは11年前

 ライブ前日、有坂さんの姿は秋葉原にあった。ライブイベントスペース「DearStage」に在籍、毎週のようにストリートライブをやっていた“始まりの場所“。同期には、でんぱ組.incのメンバーもいた。11年前、デビューしたばかりの有坂さんのステージを見ていた客の一人が、おっきゃんさんだった。

 「この看板は、お客さんが権利を買い、好きな子の名前を書いてPRする。ここに『有坂愛海』と書いてあるが、これはおっきゃんが4万~6万くらいを1人で払った。一般の方からしたら信じられないかもしれないが、月に12~15本ライブをやっているのに全部来てくれた」。

 その後、シンガーソングライターとして独り立ち。デビュー10年を迎えた昨年7月30日。有坂さん11度目のワンマンライブの直後に手術を受けることになったというおっきゃんさん。「22日退院決定」というTweetを見て安心していたという有坂さんだったが、おっきゃんさんと会ったのはこの日が最後になってしまう。「9月23日の大阪のライブにも来ると言っていた。新幹線も取ったし、チケット代が結構高かったみたいな話をしていたのに、何の連絡もなく来なかった。“あれ?何かあったのかな?“と思った」。「無事?」とTwitterで話しかけたが返事はなかった。ファン仲間の間にも、不安が広がっていった。

 「入院中も毎日SNSを触っているような人だったので。私は病状を聴いていなかったが、他のファンには“大手術で、生きて返ってこないかもね“と冗談交じりに言っていたみたいで。正直、ファンの人たちは亡くなっていると思っていたみたい。私は最後の最後まで生きていると思っていた。お見舞いの品も買っていた。母様と住んでいると聞いていたので、病状を聞けたらいいなと思っていた」。

 連絡先を突き止めるべく、それまでのメールのやり取りやファンレターに全て目を通した。当時のブログには、「10年分全部読むという途方もない作業をして、どんな時も応援されていて本当に何回来てくれたんだろうと思い返した」と綴っている。しかし、おっきゃんさんの連絡先はわからないままだった。

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最終更新:4/16(月) 15:30
AbemaTIMES