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東日本大震災、中越地震…教訓学ぶ「横浜学」講座が30回目

4/16(月) 11:18配信

カナロコ by 神奈川新聞

 「横浜と防災」をテーマとした公開講座が15日、横浜市中区であった。東日本大震災や新潟県中越地震といった近年の災害を振り返るとともに、横浜をはじめ県内各地が壊滅的な被害を受けた関東大震災の教訓を学び、身近なリスクを把握した上で一人一人が備えることの大切さを共有した。

 横浜の魅力や歴史を幅広い観点から掘り下げる公開講座「横浜学」の一環。

 関東学院大の規矩(きく)大義学長は、東日本大震災時に液状化の被害があった同市港北区の小机地区の状況に触れつつ、「かつて安全だった所でも安全とは言えなくなっている」と指摘。傾斜地などで宅地造成が進み、地盤災害のリスクが高まっている現状に警鐘を鳴らした。

 「遠くから地鳴りがしてきてドンときた」と、震度7を記録した2004年の新潟県中越地震の被災体験を振り返ったのは、中越防災安全推進機構特任コーディネーターの吉原昌隆さん。熊本地震に匹敵するような激しい余震が続く中、避難所でなく外で過ごした経験や避難生活中の子どもたちの機転を明かし、「これからの世代に伝えていきたい」と強調した。

 神奈川新聞社の渡辺渉記者は、横浜や東京の大火で知られる1923年の関東大震災では、土砂災害や液状化、津波の被害もあったことを解説。過去に学び、自助の輪を広げていくことが重要だとした。

 規矩学長は「横浜や東京は今のような都市に発展してからは巨大地震を経験していない。復興の在り方も含め、もう一度考え直さなければ」と問い掛けた。

 「横浜学」は関東学院大と雑誌「横浜ウォーカー」が共同で企画。2013年に開講し、この日が30回の節目だった。31回目は6月中旬、「横浜とフランス」をテーマに開催予定。