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北朝鮮、南北・朝米首脳会談控え「友好国外交」…ファーストレディも全面に

4/16(月) 11:50配信

ハンギョレ新聞

南北・朝米会談を控え、外交を拡大  金正恩委員長、中国の宋濤部長と面会 夫人の李雪主氏は中国芸術団の公演を観覧

 北朝鮮が南北、朝米首脳会談などの会談日程を控え、「友好国外交」を拡大している。北朝鮮が中国やロシア、モンゴルなど友好国との関係をより一層緊密にすることで、自らの立場を強化し、対話局面の規模拡大を狙っているものと見られる。

 北朝鮮労働党機関紙の「労働新聞」は、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が14日、中国芸術団を率いて訪朝した宋濤中国共産党対外連絡部長と面会した内容を15日付の1面で、写真と共に掲載した。同紙は、金委員長が「最近、朝中両党・両国間の関係発展に満足感を示し、両党間の高官級代表団の交流をはじめ、両党関係をさらに強化し、さまざまな分野と部門同士の協力と往来を活発に進めることで、新たな時代的要求に合わせて、伝統的な朝中親善を新しい発展段階に積極的に継承発展させていこうと述べた」と報じた。北朝鮮が先月、電撃的に行われた金委員長の中国訪問と朝中首脳会談以降、回復局面に入った朝中関係の持続的維持・発展に向けた意志を示したものと見られる。

 さらに同紙は、金委員長と宋部長の面会内容について「朝鮮労働党と中国共産党の共同の関心事である重大な問題と国際情勢について、踏み込んだ意見が真剣に交換された」と報道した。同紙が報じた「共同の関心事」や「重大な問題」、「国際情勢についての踏み込んだ意見」には、4月27日に予定された南北首脳会談や、5月または6月初めの朝米首脳会談関連内容が含まれている可能性が高い。

 これについて、チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院首席研究委員は「朝米首脳会談で、北朝鮮が米国と一対一で交渉するには困難な面もあり、(会談)規模の拡大を目指しているようだ」とし、「米国と単独で合意した場合、(合意結果の)履行や保障問題が不透明であるため、中国を巻き込むと共に、ロシアやヨーロッパ諸国を訪問する形で全体的な範囲を広げ、米国との交渉に臨む狙いだ」と指摘した。実際にリ・ヨンホ北朝鮮外務相は今月9日にロシアを訪問し、10日にはモスクワでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した。これに先立ち、キム・ソンギョン北朝鮮外務省欧州局長は4日、ベルギーのブリュッセルで欧州連合(EU)の高官らと面会し、朝鮮半島の非核化などと関連した意見を交換した。北朝鮮の「朝鮮中央通信」は14日、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員会委員長が北朝鮮を訪問したモンゴル人民党代表団と面会したと報じた。

 一方、北朝鮮メディアの報道によると、金委員長の夫人、李雪主(リ・ソルジュ)氏も様々な対外イベントに出席し、「ファーストレディ外交」に乗り出している。「朝鮮中央通信」は、リ・ソルジュ氏が労働党や政府幹部らと共に14日、平壌(ピョンヤン)万寿台(マンスデ)芸術劇場で開かれた中国芸術団のバレエ舞踊劇「ジゼル」公演を観覧したと15日付で報道した。最高指導者の夫人である李雪主氏が金委員長に同行せず、党・政府の幹部らと共に主要行事に出席した事実が、北朝鮮メディアによって報道されたのは異例のことだ。チョ・ソンニョル首席研究委員は「李雪主氏が普通の国のファーストレディの役割を果たしている」とし、「先日行われた朝中首脳会談の際も、習主席の夫人である彭麗媛氏と対話をしていた。相手国の首脳の夫人と共に行事に参加するなど『ファーストレディ外交』を行っていると思う」と説明した。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:4/16(月) 11:50
ハンギョレ新聞