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「若い世代もなのか」 銀行職員が気付いた異変 振り込め詐欺2度も阻止

4/16(月) 5:25配信

沖縄タイムス

 高齢者だけではなく、若い世代も特殊詐欺に要注意-。沖縄銀行のロビー係を務めて10年になる川満智子さん(50)が13日、沖縄銀行赤道支店で30代女性の振り込め詐欺(特殊詐欺)被害を未然に防いだとし、沖縄県警うるま署の與儀淳署長から感謝状を受け取った。

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 5年前には、70代女性の振り込め詐欺被害を未然に防いで感謝状を贈られた川満さんは「若い世代もなのか、と驚いた。お客さまの大切な財産を守ることができて良かった」と胸をなで下ろした。

 川満さんが異変に気付いたのは2日の午後1時すぎ。同店のATM(現金自動預払機)前で口座番号のメモを手にし、焦った様子の女性から「300万円を振り込みたいが、方法が分からない。早くしないといけない」と尋ねられた時だった。聞けば、女性の前夫の同僚と名乗る人物から携帯電話に着信があり、前夫が急きょ入院したため振り込むよう言われたという。

 「同僚」に会ったこともないという女性。不審に感じた川満さんは上司の池間大一支店長代理に相談、女性をなだめ応接室に待機させた。通報を受けた警察が前夫の実家に確認すると入院の事実は確認できず「同僚」も電話に出なかった。

 うるま署によると、今年に入って県内で起きた特殊詐欺は9件で、うち7件の被害者は30代以下。詐欺に遭った30代以下の大半が、メールなど携帯電話を通して被害を受けている。 

 うるま署生活安全課の高里誠課長は「金融機関は最後のとりで。少しでも変だなと思ったら、まずすぐに家族や警察に連絡してほしい」と強調。「特にATMに振り込め、という連絡はいったん疑ってほしい」と呼び掛けた。

最終更新:4/25(水) 12:20
沖縄タイムス