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取材記者が明かす、場所・人物特定の舞台裏 「よみがえる沖縄1935」写真展・ギャラリートーク

4/16(月) 10:35配信

沖縄タイムス

 【横浜】1935年に沖縄各地で撮影された写真の企画展「よみがえる沖縄1935」(主催・日本新聞博物館、朝日新聞社、沖縄タイムス社)のギャラリートークが15日、横浜市の日本新聞博物館であった。写真に写る場所や人物を特定しようと関係者を訪ねた両紙の記者らが、取材の裏側を語った。

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 朝日新聞大阪本社の書庫に眠るネガを偶然発見した清水隆さんは「有田みかんの箱を好奇心で開けたらネガがあった。写真説明がプロの書き方だったので、取材で撮られたものと思い、紙面を調べると、35年の連載『海洋ニッポン』の写真と一致した」と話した。

 約160人から聞き取りした沖縄タイムスの堀川幸太郎記者は「戦前の写真は風景がほとんど。人の表情や営みを写しているのが特徴的で興味を持った」という。同姓同名が多い地域で屋号を頼りに関係者を訪ね歩いた取材を振り返った。

 法政大沖縄文化研究所国内研究員の加藤久子さんは、35年の新聞で沖縄が連載のテーマに選ばれた点に関し「当時の日本政府の南進政策という国策と合致し、連載で取り上げられたのではないか」と指摘した。

最終更新:4/16(月) 10:35
沖縄タイムス