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古典落語の“名物先生”退職 各地で児童に話芸を伝授 佐賀

4/16(月) 15:42配信

佐賀新聞

 県内の小学校で落語の普及に取り組んできた教諭の石橋一徳さん(60)が、3月末で定年退職した。最後の勤務先となった高木瀬小(佐賀市)でも「落語クラブ」を立ち上げ、子どもたちに古典落語を指南した。今後は後任がクラブを引き継ぎ、自身は外部講師として見守っていく。「多くの子どもたちに落語の魅力が広まれってくれれば」と願う。

 石橋さんは学生の頃から話芸に魅力を感じ、佐賀大の落語研究会に所属。教諭になってからは、三瀬小(同市)など勤務先の小学校で落語サークルを立ち上げてきた。石橋さんは落語を通じて、老人会などで出前講座を開くなど、地域でのボランティア活動にも熱心に励んできた。

 高木瀬小では2016年4月に、同小初となる「落語クラブ」を発足させた。同校区に住んでいる同研究会OBの山口俊治さん(67)と小林宣洋さん(63)の助けを借り、高学年児を対象にこれまで2年間で延べ40人を指導してきた。

 子どもたちは、年8回のクラブで、簡単な小ばなしや5分程度の短い落語について学習。諸富文化体育館や656広場で開催されたイベントに参加し、人前で落語を披露することでめきめきと実力をつけていった。

 石橋さんはおそろいの法被(はっぴ)姿で高座にたち、堂々と落語を演じる児童について「他人にどうすれば伝わるか工夫を重ねてきた成果だ」と目を細める。「観客は最初に驚き、次に感心し、最後に笑ってくれる」と満足そうに語った。

 本年度も同校のクラブを存続させ、6月12日に初練習する。

最終更新:4/16(月) 15:42
佐賀新聞