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盗まれたシャガール絵画、30年ぶりに発見・返還へ

4/16(月) 16:14配信

CNN.co.jp

(CNN) 約30年前に米ニューヨークで盗まれたマルク・シャガールの絵画がこのほど発見され、米連邦捜査局(FBI)によれば、絵画は元の持ち主の家族に返還されるという。

発見された絵画は1911年に描かれた「オセロとデズデモーナ」。1988年に盗まれていたが、先ごろ、米メリーランド州でFBIによって回収された。同州在住の男性(72)がFBIに絵画のある場所を伝えてきたという。

NYの住宅からはシャガールの絵画を含む複数の作品のほか、宝石や彫刻なども盗まれていた。

美術品関連の盗難事件を扱うチームに所属するマーク・ヘス捜査官は「内部の者による犯行だった。建物に定期的に通っていた人物が、住居人がいない間にアパートから盗み出した」と述べた。

裁判所に提出された書類によれば、今回FBIに連絡してきた男性は盗難には関与していなかったとみられている。しかし、この男性は1980年代後半もしくは90年代前半に絵画を入手していた。窃盗犯は、男性が持つブルガリアの犯罪組織とのつながりを利用して作品を売却しようと近づいてきたとみられている。

買い手は見つかったが、窃盗犯が男性を取引から外そうとしたため作品を手元に残したという。それから約30年にわたって作品は屋根裏に保管された。

男性は作品を売ろうとしたこともあったが、ギャラリーは本物であることを示す証明書がなかったことなどから不審に思ったという。

米紙ニューヨーク・タイムズによれば、男性は末期患者で、死が近いこともFBIを関与させるという決断にある程度の影響を与えたという。

作品は家族に返還された後、シャガール作品の管理を行っている「シャガール委員会」の鑑定を受けてから競売にかけられる見通し。売り上げの一部は当時の保険金を支払った保険会社などにも回される予定。

最終更新:4/16(月) 16:14
CNN.co.jp