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シリアのアサド政権は安泰-米英仏が105発のミサイル攻撃後も

4/16(月) 14:56配信

Bloomberg

米国と英国、フランスがシリアに対して計105発のミサイルを発射した数時間後、シリアのアサド大統領はダークスーツとネクタイに身を包み、自信にあふれた様子で大統領府の門を通って中に入った。

同大統領は攻撃後初の声明で、「攻撃はシリアの決意を強くさせるだけだ」と表明した。

米英仏による攻撃は、化学兵器に関連した軍事拠点や研究施設を破壊したものの、アサド政権の戦闘能力をそぐことはほとんどできなかった。また、アサド大統領を支援するロシアやイラン、イスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラの戦闘員が標的にされることもほぼなかった。

今回の軍事行動で、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が化学兵器の使用を容認しない姿勢が浮き彫りになった。ただそれと同時に、アサド大統領には自らの立場が安泰であり、化学兵器使用以外ならほぼ何をしても許されるということが伝わる形となった。メイ英首相も述べたように、今回の攻撃はシリアの「体制転換が目的ではない」ためだ。

米国と同盟国が攻撃の回数や規模を大幅に増やさない限り、アサド大統領を止めることはできない。だが、現時点で攻撃が拡大される兆しは全く見られない。アサド氏はすでに内戦でほぼ勝利を収めている。

シリアを半世紀にわたり支配してきたアサド家の一員で、眼科医の経歴を持つアサド大統領は、通常どおりに職務をこなしている。シリア内戦では約50万人が死亡し、数百万人が出国を余儀なくされた。同国をその間統治してきたアサド氏は、大統領府を闊歩(かっぽ)することがなお可能だ。

原題:How 105 Missiles Show Assad Reign Safe: Balance of Power Extra(抜粋)

Andrew J Barden

最終更新:4/16(月) 14:56
Bloomberg