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「読み物として面白い」自衛隊のバグダッド日誌、ツイッターで話題 「5人で24人前の素麺を一気に…」

4/17(火) 16:11配信

withnews

 2004~06年の陸上自衛隊のイラク派遣の記録、約1万5千ページが4月16日に一挙に公開されました。朝日新聞社では翌日の朝刊に間に合わせようと記者たちが分担して読み込み、私も加わりました。現地はどれだけ緊迫していたのかと目を皿にする一方で、興味深かったのが隊員たちの「日誌」です。SNSでも「読み物として面白い」「本にまとめた方がいい」などすでに話題ですが、私のお勧めをご紹介します。(朝日新聞政治部専門記者・藤田直央)

【画像】「対応に困る『ウインク』」「ネズミに侵入されました」話題のバグダッド日誌はこちら 最終回は…

ついつい気になる

 今回公開された文書は「イラク復興支援群活動報告(日報)」です。03年に始まったイラク戦争の後、復興支援のため南部のサマワに送られた陸自の活動の様子が中心です。

 イラク戦争では、米国がイラクに大量破壊兵器があるとして先制攻撃をして結局見つからなかったことや、米国主導の多国籍軍が勝った後も治安が安定しないことから、自衛隊の派遣が議論を呼びました。

 文書を読み込む焦点は、海外での武力行使を縛る憲法との関係で、自衛隊の派遣先として「非戦闘地域」とされたサマワの実態がどうだったのかということでした。私もそこを探ろうと紙をめくりつつ、実は日々の報告書の終わりの方に出てくる「日誌」が気になっていました。

 サマワの北にある首都バグダッドや、さらに南東のバスラといったイラクの大都市に送られた陸自の連絡要員が、現地の人々や多国籍軍の兵士との交流についてつづったものです。部隊の活動で日々緊張するサマワの様子とは違った味わいがあり、ついつい読んでしまったものを書き出しますと…。

バスラ日誌(2005年12月8日) 2人のルーマニア人 ※タイトルは筆者

 『師団司令部内を歩いていたら、2人のルーマニア人に呼び止められた。「空手をやるだろう」。「やらない」と答えると「日本人はみんな空手をやると思っていたが違うのか」と言う。「みんな武士道を習うんだろう」とも。最後に「日本語で1から10まで数えられる」と言う。これは驚くほど完璧であった。

 今日は大東亜戦争の開戦記念日。自分から米・英国人に言う勇気は出ませんでしたが…。でも機会を見て聞いてみたい』

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最終更新:4/18(水) 9:31
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