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オーストラリア・カンガルー島の大自然を満喫する(その3)

4/17(火) 0:00配信

Impress Watch

 オーストラリア政府観光局が主催したカンガルー島(Kangaroo Island)へのFAM(視察)ツアーへ参加してきた。カンガルー島に着いた初日は野生のアシカやカンガルーを見に行き、2日目はオフロードを走る4輪バイクを体験しながら、午後にはコアラを腕に抱くことに感激する日々を過ごした。

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 2泊3日のツアーの最終日は、ワイナリーやチーズ・ヨーグルト工場、ジン工場でのテイスティング、そして牧場にクルマで突入していって、羊や牛をクルマから見学するツアーの様子などを紹介していきたい。

■ペニントン・ベイ、ケープ・ウィロビーの灯台などキレイな景色を見学

 2泊3日のカンガルー島ツアーの最終日となったこの日は、もともとの予定では午前中にイルカと一緒に泳ぐというアトラクションが計画されていた。ところが、前日の夜に予想外の嵐が来たらしく、イルカが避難? するなどして移動してしまったらしく、この日の開催は難しくなってしまった。海があまり得意ではない筆者はさほどではなかったが、同行しているほかの参加者、特に女性はちょっとがっかりだったようだ。もっとも旅行にはそうしたハプニングは付きもので、次回に来る楽しみが増えたと考えて、気持ちを切り替えて代わりの場所を観光することになった。

 この日最初に行ったのは「ペニントン・ベイ(Pennington Bay)」と呼ばれる浜辺。前日にちょっとした嵐が来るなど安定しない天気で、雨が降ったり止んだりという天気だったのだが、訪れている途中に太陽が顔を出し、グレート・オーストラリア湾の美しい海を堪能することができた。写真で見ても分かるように、海はとてもキレイなブルーになっており、太陽が顔を出したことでそれが一層引き立っていた。

 そのあとは、ツアーガイドが道の途中でクルマを停め、コーヒーを振る舞ってくれた。このツアー会社、コーヒーとティーの時間にはとてもこだわっており、コーヒーだけでなく、ガイドが自分で焼いているというクッキーまで出てきたりと、同行者と「美味しいよね~」と言いながらコーヒーを楽しんだ。

 そして、次にやってきたのは「ケープ・ウィロビー(Cape Willoughby)」と呼ばれる岬。ここにはオーストラリアで最古の灯台があり、それを見学にやってきたのだ。しかし、見学している最中に突然の土砂降りに見舞われ、慌ててクルマに戻ることに。午前中はやや天気にたたられるツアーとなってしまった。

■ワイナリーでワインを次々とテイスティングして風景にだけでなくお酒にも酔う

 お昼ご飯以降に次々と訪れたのは、ワイナリーや牧場などで、場所によってはワインやチーズのティスティングを楽しむことができた。

 お昼ご飯に訪れたのは「ダッドリーワインズ(Dudley Wines)」と呼ばれるワイナリー。ワイナリーとは説明するまでもないと思うが、ワインを生産し、訪れた訪問者に販売したり、レストラン形式で食事と一緒にワインを楽しんだりできる施設だ。今回のツアーではこのダッドリーワインズで、昼食とワインテイスティングにチャレンジした。

 さて、実は筆者はお酒が飲めないというわけではないが、積極的に飲む方ではない。お酒を飲むときは大抵は会食や友人との飲み会ということがほとんどで、自宅で晩酌したりということはまったくしない。したがって、お酒を正しく評価できるかといえば、正直それは自信がない。このため、テイスティングというのもほとんどしたことはないので、ほかのワインと比べてどうかなどを評価するには正しいレビュアーとはいえないと思う。あくまで味などに関してはワインの素人の感想であることはお断りしておく。

 ダッドリーワインズでは白のスパークリング、ロゼのスパークリング、白ワインが2つ、ロゼ、赤ワインが5つという合計で10種類のワインをテイスティングで楽しむことができた。説明してくれたお店のレイさんによれば、だいたいこれでグラス2杯分ということで、普段お酒を飲まない筆者にとってはこれでも気持ちよく酔えることができた。なかでも一番美味しかったのは、「Sweet Red」といって出された赤ワイン。赤ワインというと酸味が強くてやや苦手なイメージがあったのだが、甘さが強く、ちょっと果実酒のようなイメージのワインだった。同行者にもこれが1番人気で、お土産にといって買っていく人も多かった。

 その後昼食を楽しんだのだが、昼食はピザ。オーストラリアでピザを食べるのは初めだったが、ちゃんと味付けがされており、日本のピザ並みに美味しかった。今回はインターナショナルなツアーということで、同行者のなかにもベジタリアンの方もおり、そうした方にも配慮したベジタリアン・ピザ、シーフード・ピザ、ソーセージ・ピザなどが出され、美味しくてみんなであっという間に完食してしまった。

■羊のチーズ・ヨーグルト、ジン、再びワインと次々とローカルフードをテイスティング

 午後も引き続きテイスティング祭りで、まず訪れたのは「アイランド・ピュア・シープ・ダイアリー(Island Pure Sheep Dairy)」という羊牧場兼ショップだ。最初に羊の乳搾りの様子を見学したあと、羊の乳で作られたチーズやヨーグルトなどのテイスティングが可能だ。実際にチーズをテイスティングしてみたが、特に味が濃厚で美味しかったのはブルーチーズ。恥ずかしながらおかわりをお願いしてしまうほど、美味しかった。お店ではほかにも羊肉やオリーブオイルなどが扱われており、それらもテイスティングすることが可能になっていた。

 そのあとは、蜂蜜ショップを経由したりしながら、ジンの製造工場兼販売店の「カンガルー・アイランド・スピリッツ(Kangaroo Island Spirits)」を訪問。ここのお店では、隣の工場でジンを製造しており、それをテイスティングしたり、購入したりできる。今回われわれにテイスティングを振る舞ってくれたのは、笑顔が素敵な女性店員さんで、数カ月前にこのカンガルー島に移住してきたばかりだという。彼女は4種類のジンをテイスティングさせてくれたほか、フルーツのエキスなどで割ってあるカクテルも試すことができた。

 すでに述べたとおり、普段お酒を積極的に飲む方ではない筆者にとってジンそのものは「大人の味」だったが、カクテルの方はとても美味しく飲みやすいと感じた。レモンで割ってある定番のほか、唐辛子そのものが入っていたカクテルは、意外な味で、同行者もみんな一口飲んでびっくりという感じで、おもしろいと感じた。

 そして、最後の予定になっていた「アイランダーエステート葡萄園(Islander Estate Vineyard)」に到着し、ここでは5本のワインを楽しむことができた。なかでも最も美味しいと感じたのは最後に出された「Old Rowley」という赤ワインだったが、このころにはワイン、ジンと飲んできて正直かなりふらふらだったので、感想もかなり怪しい……。逆に言えば、お酒が好きで、テイスティングぐらいなら全然平気という人であれば、このワイナリーのツアーはかなり楽しめるのではないだろうか。

■クルマに乗ったまま牛や羊の群れを観察、クルマごと羊の群れに囲まれるハプニングも

 本来の予定であれば先ほどのワイナリーで予定は終了だったのだが、現地時間18時30分(南オーストラリア州の時間は日本とは時差30分で、30分だけ現地時間の方が日本よりも進んでいる)のアデレードに戻るフライトにチェックインするには早過ぎる。そこで、急遽ガイドの提案で、ツアー会社が提携している牧場をクルマで訪問してみることになった。

 最初に行ったのは牛の牧場。オーストラリア産の牛肉は、日本へもたくさん輸出されており、今や日本のお茶の間にとってなじみ深い牛肉と言っても過言ではないと思う。今回訪問したカンガルー島の最大の産業はこの牧畜だということで、島のあちこちでこうした牧場が営まれている。今回訪れたのはその1つで、クルマで牧場のなかに入っていき、牛の群れを至近距離から確認することができた(サファリパークのような状況をイメージしてもらえれば分かりやすいと思う)。

 その後、ガイドはクルマを隣の牧場へと進めていくと、今度は羊の牧場だったのだが、ハプニングはそのときに起きた。今回のツアーはクルマ2台で行動していたのだが、前方を走るクルマが羊の群れに囲まれてしまったのだ。最初筆者も羊を数え始めたのだが、あっという間にあきらめざるを得ないほどの数がいて、それがクルマを囲んでしまった。しかもその羊の群れは筆者たちが乗っているクルマの方にもやってきて、やっぱり囲まれてしまった。おとなしい羊とはいえ、これだけの数がいると、ちょっとコワイぐらいで、心臓が弱い人はあまりよくないかもしれない……が、当たり前だが都会に住んでいるとこんな体験をすることは絶対になく、その意味では本当によい思い出になった。

 そうした牧場体験が終わった後は、クルマでキングスコート空港へ移動し、帰りのフライトとなるRegional ExpressのZL4772に搭乗した。帰りは日の入り直後の18:30発のフライトになるので、すでに周囲はかなり暗くなっていたが、巡航高度に達してみると、雲の上から美しい夕焼けを楽しむことができた。アデレード空港までは30分のフライトで、外の景色を楽しんでいるだけであっという間にアデレード空港に到着し、楽しかった3日間のカンガルー島ツアーは終了したのだった。

トラベル Watch,笠原一輝

最終更新:4/17(火) 0:00
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