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小平、大逆転で米ツアー初V!松山に「近づけた」米本格参戦へ/米男子

4/17(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 RBCヘリテージ最終日(15日、米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド、ハーバータウンGL=7099ヤード、パー71)一気に海外進出だ! 首位に6打差の12位から出た小平智(さとし、28)=Admiral=が7バーディー、2ボギーの66と伸ばし、通算12アンダーで並んだ金シウ(22)=韓国=とのプレーオフも制して米ツアー初優勝を果たした。日本選手の米ツアー制覇は松山英樹(26)=LEXUS=以来5人目で、米ツアー参戦15戦目での優勝は日本勢最速。2019~20年シーズンまでの米ツアー出場資格も獲得した。

 青木功が1983年に切り開いた“海外制覇”の歴史に、小平が名を刻んだ。日本選手では史上5人目の快挙。誇らしげに、赤いタータンチェックの優勝ジャケットに袖を通した。

 「(米ツアーは)目指していた舞台。こんなに早く優勝できるなんて思っていなかった」

 前週の海外メジャー第1戦「マスターズ」に初出場で28位と健闘。今大会は第1日に82位と出遅れた。ここから徐々に調子を上げ、この日は首位のイアン・ポールター(42)=英国=に6打差の12位で最終組の5組前から出た。7バーディー(2ボギー)を量産し、ホールアウト時点で単独2位。さらに終盤単独トップに立っていた金シウも崩れて、プレーオフに突入した。

 3ホール目の17番(パー3)。ティーショットをピン左7メートルにつけると、先にバーディーパットを沈めた。渾身のガッツポーズ。金がバーディーパットを外して、大逆転劇を完結させた。米ツアー15戦での初優勝は、26戦目だった松山も超えて日本勢最速記録だ。

 「最後のパットを決められて、気持ちがいい。今までの優勝で一番、頭が真っ白になった」

 東京都出身の小平はジュニア時代から好成績を残し、日大在籍時の2010年12月にプロ転向。13年の国内メジャー「日本ツアー選手権」で初Vを挙げるなど通算6勝。先輩プロからは“いじられる”存在で、尾崎将司や谷口徹からも指導を受けて昨季は賞金ランキング2位。人気、実力ともに急上昇中だ。

 もともと海外志向が強い。何度も「海外でプレーしたい」と口にしてきた。今大会は1969年の第1回を故アーノルド・パーマーが制し、歴代覇者にジャック・ニクラウス(78)やトム・ワトソン(68)らが名を連ねる。今年は第50回の記念大会。「すごい選手ばかり。自分の名前を残せたのはうれしい」と素直に喜んだ。

 殊勲の勝利で多くのものを手にした。まずは賞金。優勝により120万6000ドル(約1億2904万円)を得て、前週「マスターズ」と合わせると128万2450ドル(約1億3722万円)。日本ツアーの賞金ランキングに今大会は加算されないが、単純比較では2週間で昨季賞金ランキング3位(C・キムの約1億3200万円)を上回った。同2位だった自身の約1億6100万円に早くも近づいた。

 そして、米ツアーの2季後までの出場資格と来年の「マスターズ」出場権も獲得。15日付最新世界ランキングでは、前週46位から自己最高の27位に急浮上だ。

 「少し(松山)英樹に近づけたかなと思う。これをきっかけに、メジャーで優勝争いできるような選手になれるよう頑張っていきたい」

 主戦場を米ツアーに移す意向を示した小平は、17日に凱旋(がいせん)帰国する。日本男子にとって夢の海外メジャー初制覇。達成するのは松山か、小平か-。