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自転車シェアリング「V BIKES」、台湾撤退へ 上陸から1年に満たず

4/17(火) 16:40配信

中央社フォーカス台湾

(宜蘭 17日 中央社)東部・宜蘭でサービスを展開する自転車シェアリング「V BIKES」が台湾撤退を決めたことが16日、分かった。昨年8月の上陸から1年未満でのサービス終了となる。運営元は、サービス範囲の伸び悩みや台湾に関連の法律が整備されていなかったことを撤退の理由として説明している。

V BIKESは米ダラス発のサービス。サイクルポートを使用せず、スマートフォンにダウンロードしたアプリケーションを通じて貸し出しや返却を行うシステムを採用し、一時は自転車約180台を蘇澳新駅や羅東駅、宜蘭バスターミナルなどに設置していた。だが近日、借りられない自転車が多くあるとの声が利用者から寄せられていた。

台湾でサービスを運営する台湾微拜斯科技の宜蘭エリア担当者は16日、中央社の取材に対し、今年3月に米国本社が台湾撤退を決定していたことを明かした。他県市への進出を図ったものの、現地の担当機関などから前向きな回答が得られず、台湾でのサービス拡大が順調に進まなかったのが原因だという。さらに、台湾には自転車シェアリングに関する明確な法律がない点に触れ、米国側が法的根拠がない商売を展開するのを好まないことも重要な理由の一つだろうと語った。

担当者によれば、現在設置している自転車は本社からの通知を待って全て回収する。チャージ(入金)の残金はアプリケーション上で申請すれば全額返金されるという。

台湾各地では近年、自転車シェアリングが広まっている。自転車メーカー「ジャイアント」が運営する「Youbike」が台北市や新北市、台中市など6県市で導入されているほか、台南市や高雄市などでは独自のシステムでサービスを提供。昨年4月にはシンガポール発祥の「oBike」が上陸し、サイクルポートを使用しない利便性の高さを強みにサービス範囲を拡大している。

(沈如峰/編集:名切千絵)