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もがく清宮、2軍戦もいまだ無安打「いまできることを」

4/17(火) 10:22配信

朝日新聞デジタル

 史上最多とされる高校通算111本塁打の実績を引っさげて日本ハムに入団した清宮幸太郎(東京・早稲田実高)が、プロの壁にぶち当たっている。16日現在、2軍戦に4試合出場して9打数無安打2三振。いまだ快音は響かない。1軍デビューの日まで、もう少し時間がかかりそうだ。

【写真】1軍の舞台を目指して練習に励む日本ハムの清宮

 速球に差し込まれ、変化球に体勢を崩される打席が目立つ。バットをへし折られたこともあった。「今はしっかりと自分のスイングをすること。ちょっとずつだけど、日に日に感覚をつかんできている。一打席一打席、成長していけたら」。14日の阪神とのファーム交流戦は、3番一塁でフル出場したが、4打席とも凡退した。

 昨秋のドラフトで7球団が競合した逸材。1月の新人合同自主トレの初日から大勢の報道陣に囲まれた。チームの新人でただ一人、1軍キャンプに選ばれると、さらに注目は集まった。ただ、18歳の心の内は「周りの先輩たちから自分はどう思われているんだろう。プロの球を打てるかな。1年目からちゃんとやっていけるかな」。周囲の期待が高まるにつれ、重圧と不安が募っていった。

 オープン戦は7試合に出場して15打数無安打と結果を出せず、3月中旬には限局性腹膜炎を患って入院した。体重は6キロ減った。

 30日の開幕戦は、2軍で迎えた。「札幌にいたかった。でも、いい時間を過ごせたと思えるように、いまできることをしっかりやりたい」。千葉県鎌ケ谷市の2軍施設で黙々とバットを振るその表情は、どこか吹っ切れていた。

 4月10日の西武との2軍戦で実戦に復帰。ここまで結果は出なくても、試合中は誰よりも声を張り上げてもり立てる。野球漬けの日々が「楽しいし、幸せなんです」。プロのレベルを肌で感じながら、「怪物」は着実に前進している。(山口裕起)

朝日新聞社