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小型の一体型水素ステーションを建設、キッツが自社工場に

4/17(火) 11:10配信

スマートジャパン

 バルブメーカーのキッツが、同社の長坂工場(山梨県北杜市)に自家用として建設していた水素ステーション「キッツ長坂工場 水素ステーション」がこのほど完成した。小型のパッケージユニットを用いたのが特徴の水素ステーションで、燃料電池車(FCV)と燃料電池フォークリフトの両方への水素充填(じゅうてん)に対応する。

 同ステーション内には、油圧駆動式ブースター式圧縮機、複合蓄圧器(TYPE III)、充填圧力70MPaと35MPaに対応するアイランドタイプディスペンサーなどの機器を装備した。供給方式は圧縮機・蓄圧器パッケージユニットを用いたオフサイト供給方式(ディスペンサーのパッケージ化も可能な拡張タイプ)で、供給能力は55Nm3/h。1時間につき、燃料電池自動車2台に水素を満充填(じゅうてん)できる。充填圧力はFCV用が70MPa、燃料電池フォークリフト用が35MPaとなっている。

 水素エネルギーの利活用については、政府も拡大を推し進める動きを見せている。需要面の強化策としてFCVの普及を促進するほか、インフラ面でも水素ステーションの整備目標を引き上げ、規制改革への着手も検討されている。また。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、今後、東京を中心に100台以上の燃料電池バスを導入する計画も進行中だ。

 キッツは2012年7月からFCVなどに燃料となる水素ガスを供給する水素ステーション用バルブを生産している。国内の商用水素ステーション多くで、同社のバルブが採用されているという。今後、FCVおよび燃料電池フォークリフトを社用車として活用し、同水素ステーションの運用実証を通じて、バルブ開発のための技術蓄積を行う方針だ。また、将来的にはコンパクトで高機能、安価な小型パッケージやニットを市場へ提案することも視野に入れる。