ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

エンゼルス大谷は苦戦必至 Rソックス打線は徹底“好球必打”

4/17(火) 17:14配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 二刀流右腕のエンゼルス・大谷翔平(23)にとって、真価を問われるマウンドになる。登板が予定されていた15日(日本時間16日)のロイヤルズ戦(カンザスシティー)は天候不良で中止に。次回は17日(日本時間18日午前11時7分開始)のレッドソックス戦(アナハイム)に決まった。

 レッドソックスは開幕から好調。15日(日本時間16日)現在、13勝2敗で、2位のブルージェイズに3.5ゲーム差をつけてア・リーグ東地区首位を走っている。

 相手の先発予定はサイ・ヤング賞投手のプライス。今季3試合(計15イニング)に登板して1勝1敗、防御率2.40と順調なスタートを切った左腕との投げ合いになるが、「僕が実際に対戦するのは打線。まずはそっちに集中したい」と大谷は話す。その「打線」は強力だ。

 チーム打率2割7分3厘、総得点86とも、エンゼルスに次いで30球団中2位。リードオフマンを務めるベッツ(打率3割5分3厘、2本塁打、10打点、16得点)、3番H・ラミレス(打率3割3分3厘、3本塁打、15打点)の2人が打線を牽引。ヌネス(打率2割7分1厘)、リン(同5割)らの若手が、故障で離脱中のペドロイア、ボガーツの二遊間の穴を埋めている。

■「5失点は覚悟」とメジャー通

 エンゼルス以上に優れているのは出塁率の高さと三振の少なさだ。出塁率3割4分9厘は30球団中2位(エンゼルスは3割4分4厘で3位)、92三振は30球団中3番目に少ない(エンゼルスの109三振は30球団中8番目)。

 ボール球には手を出さず、カウントを取りにくる甘い球に狙いを絞って、コンパクトなスイングで仕留めにくる。スポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「レッドソックスは伝統的に選球眼のある選手が揃い、悪球にも手を出すフリースインガーが少ない。毎年、出塁率はリーグでも上位に入っており、質の高い打者が少なくありません。今季、打線が好調なのは新任のコーラ監督の方針もあって『好球必打』が徹底されているためでしょう。昨季は絶不調(打率2割4分2厘)だったH・ラミレスが復調したのも、チームとして狙い球を絞れているからだと思います。大谷にとって一筋縄でいく打線ではありません」

 大谷がここまで2勝した相手は、いずれもアスレチックス。チーム三振数134は、30球団中9番目に多い数字。ボールになるスプリットや高めに抜けるストレートにも手を出してくれたが、レッドソックス打線はそうもいかない。

「振り回す打者が少ないレッドソックス打線に、生命線である高めの直球とスプリットを見極められて球数を費やす可能性はある。スプリットの制球が定まらなければ、苦戦は必至。11日の登板で田中(ヤンキース)は抜けたスライダーを打たれていましたが、失投は見逃さない打者が多いだけに、大谷も要注意です。直球、変化球の精度にもよりますが、5失点は覚悟する必要があるかもしれません」(友成氏)

 田中は11日のレッドソックス戦で勝利投手になったものの、5回を7安打6失点、2本塁打と打ち込まれた。大谷も田中同様、スプリットを決め球にしているだけに要注意だ。

スポーツナビ 野球情報