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防衛相「活動は非戦闘地域」 イラク日報の記述めぐり

4/17(火) 12:17配信

朝日新聞デジタル

 自衛隊のイラク派遣の際の活動報告(日報)に「戦闘」と複数記載されていたことについて、小野寺五典防衛相は17日の参院外交防衛委員会で、イラク復興支援特別措置法に基づいて「自衛隊が活動した地域は非戦闘地域の要件を満たしていた」と述べた。自衛隊の活動地域を「非戦闘地域」とした根拠に変わりないとの考えを改めて示したものだ。民進党の牧山弘恵氏の質問に答えた。

【写真】参院外交防衛委で答弁する小野寺五典防衛相=2018年4月17日午前10時5分、山本壮一郎撮影

 日報は2004年1月20日~06年9月6日のうち435日分、計1万4929ページで、防衛省が16日に開示した。06年1月22日の日報では、陸上自衛隊が宿営地を置いていたサマワの治安情勢について「銃撃戦」に触れ、「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」との記述があった。

 牧山氏はこの記述などを取り上げ、「政府が言う非戦闘地域の派遣とは食い違う。戦地、戦闘の生々しい記録があった」と指摘。イラク特措法に基づき自衛隊の活動地域を「非戦闘地域」とした政府の説明と、当時の現状との整合性を問うた。小野寺氏は「イラク特措法に基づき自衛隊の活動が行われたとの認識に変わりない」と強調した。

 日報の内訳は、給水など復興支援を担当したイラク復興支援群が370日分(1万4141ページ)、現地で連絡調整を担ったイラク復興業務支援隊が26日分(370ページ)、撤収業務に携わった後送業務隊が39日分(418ページ)。陸自研究本部(現・教育訓練研究本部)や陸上幕僚監部などで見つかった。

 ただ、開示された日報は、陸自の派遣期間全体の45%にすぎない。自衛隊の宿営地が砲撃を受けた05年7月4日や、自衛隊への投石があったとみられる同8月23日の日報は抜け落ちている。自衛隊がサマワ近郊で群衆に囲まれて銃を撃つかどうかの判断を迫られた05年12月4日の日報には、「養護施設竣工(しゅんこう)式準備中に陸自車両が群衆と遭遇。車両に被害あり」との記述がある一方、「別途報告のとおり」と書かれているが、詳細な記述はない。

朝日新聞社