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【コラム】食い物にされるには理由がある=韓国(1)

4/18(水) 6:27配信

中央日報日本語版

ドナルド・トランプ米国政府の保護貿易攻勢は予想されたことだった。韓米自由貿易協定(FTA)改正交渉も同じだ。

トランプ大統領は昨年6月末、韓米首脳会談で会った文在寅(ムン・ジェイン)大統領の面前で「すぐに韓米FTA再協議に入る」と宣言した。韓国は「まさか」と思った。同盟国の韓国とのFTAがトランプ政府の最初のターゲットになるはずがないという楽観が韓国社会にまん延した。ところがそのまさかが現実になった。

スティーブン・ムニューチン米財務長官は今回のFTA改正交渉を終えた後、「絶対的なウィン・ウィン(win-win)」と評価した。厳密に言うと、参加者が同じ利益をあげる交渉というものは存在しない。「ウィン・ウィン」は、交渉が上手なほうが相手にかける慰めの言葉だ。呆れることに、韓米FTA改正の仕上げと“時を同じくして”韓国政府の外国為替市場介入内訳を公開する方針が決まったことだ。米国はこのような内容を韓国を相手に行った貿易交渉の戦利品として宣伝している。

「為替主権」を奪われたわけではないものの、今後は為替政策の自律性が大きく萎縮するほかない。外国為替当局の判断によって、こちら側の必要に応じて自由に市場介入することが難しくなったということだ。当局がどの瞬間にどのような方式で介入するかが分かる市場ほど、外国為替投機勢力にとって仕留めやすい獲物はない。

為替は韓国のように輸出入依存度が高い国にとっては全方向的な影響を与える。一般国民が海外旅行に行こうかと思っても、為替の変化によって直撃弾を受ける時代だ。輸出業者に至っては、政府の為替政策に頼ろうとする考えは引っ込めなくてはならない。問題は、韓国の産業がそれほどの自活力があるかということだが、産業現場は不安でいっぱいだ。今回の為替政策交渉で、政府が疎かにしたり見落としたりした部分を大まかに3つ挙げてみたい。

第一に、透明性と疎通の不足だ。韓米財務当局が韓国の外国為替市場介入の透明性を拡大する方案を協議していることは外信の報道を通じて伝えられた。韓米FTA改正交渉が終了した直後だった。韓国政府はFTA交渉と外国為替政策議論は野球とサッカーのように別のものだと線引した。しかし「戦争が勃発したのに、陸軍と海軍は別々に動くのか」という専門家の指摘のほうが説得力がある。