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韓国入りした脱北者 滞在長いほど満足度・適応性が低下傾向

4/17(火) 14:51配信

聯合ニュース

【世宗聯合ニュース】政府系シンクタンク、韓国開発研究院(KDI)の国際政策大学院のチョン・グォン教授とチェ・チャンヨン教授は17日、「KDI北韓(北朝鮮)経済レビュー」4月号に掲載した北朝鮮脱出住民(脱北者)に関する論文で、韓国入りした脱北者は滞在期間が長くなるほど人生に対する満足度と社会への適応性が低下する傾向にあるとする研究結果を明らかにした。

 この研究は2003年以降に脱北した20歳以上の脱北者1010人を対象にしたアンケート結果を基にしている。設問に対する回答は1点(全く当てはまらない)から5点(非常に当てはまる)まで5点の尺度を基準に測定された。

 アンケートの結果、韓国社会への適応性は滞在期間が5年以下と10年以上のケースを比べた場合、総じて0.1ポイント前後下落するか、または変動がなかった。人生に対する満足度も適応性と同程度の下落をみせた。論文は「滞在期間が長くなっても逆に適応度と満足度が低下するのは深刻な問題。より構造的な、上位の対策が必要だ」と指摘している。

 また、脱北者の創意性・革新性も滞在期間が長くなるほど低下する傾向をみせた。韓国に定着した脱北者が社会になじめず挫折と経済的困窮を経験し、次第に保守化する影響と分析される。

 論文は、脱北者を韓国社会に適応させるため、公共部門での採用拡大、家族単位の起業支援、脱北青少年の教育機会拡大など、ライフサイクル別に支援策を講じるべきだと助言している。

 統一部によると、韓国入りした脱北者の累計は2017年末までで3万1339人と集計されている。

最終更新:4/17(火) 15:26
聯合ニュース