ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

「Xperia XZ2 Premium」は何が新しい? XZ2やXZ Premiumと比較する

4/17(火) 15:50配信

ITmedia Mobile

 ソニーモバイルコミュニケーションズが、新型スマートフォン「Xperia XZ2 Premium」を発表した。2018年2月にスペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress 2018で「Xperia XZ2」と「Xperia XZ2 Compact」が発表されたが、これに続く新機種となる。

背面の比較。左からXperia XZ2 Premium、Xperia XZ2、Xperia XZ2 Compact

 MWCでソニーモバイルは2眼カメラの技術を発表しており、後継機に搭載することを予告していたが、このモデルがXperia XZ2 Premiumとなる。半年後の2018年9月に開催される「IFA 2018」あたりで発表するのかと思いきや、意外と早く登場した。

 このXperia XZ2 Premiumは、何が新しいのか。同じXZ2シリーズのXperia XZ2/XZ2 Compactや、Premiumの前モデル「Xperia XZ Premium」とは何が違うのか。主な特徴やスペックを比較していく。

●ついにデュアルカメラを搭載

 まず注目したいのが「デュアルカメラ」だ。Xperia XZ2 Premiumは、Xperiaとしては初めて、背面に2つのカメラを搭載した。カラーセンサーとモノクロセンサーという構成で、有効画素数はカラー側が約1920万画素、モノクロ側が約1220万画素。センサーサイズはどちらも1/2.3型で従来のハイエンド機と同じだが、F値はモノクロセンサーが1.6、カラーセンサーが1.8となっており、従来の2.0から向上。より明るく撮影できることが期待される。焦点距離(35mmフィルム換算)はどちらのレンズも25mmで、従来機と同じ。

 カラーセンサーはXperia XZ2/XZ2 Comapct/XZ Premiumと同じもので、色情報を取得する役割を持つ。メモリ積層型のMotion Eye(モーションアイ)カメラシステムも健在で、先読み撮影をしたり、960fpsのスーパースローモーション映像を撮ったりできる。

 新たに搭載したモノクロセンサーでは、輝度の情報を取得する。2つのセンサーが読み取った情報を、ソニーが独自に開発した画像融合処理プロセッサ「AUBE」で融合させることで、暗いシーンでもノイズが少なく明るい写真を残せるという。最大ISO感度は、静止画撮影時が従来の12800から51200へ、動画撮影時が従来の4000から12800へ向上している。

 さらに、2つのカメラを活用した背景ぼかしや、モノクロセンサーを使ったモノクロ撮影も可能だが、これらの機能は、発売後のソフトウェアアップデートで実装される。

 カラーセンサー+モノクロセンサーの構成は、HuaweiのPシリーズやMateシリーズでもおなじみだが、Xperiaの独自ポイントは、AUBEを活用した高感度の写真を撮影できることだといえる。Huaweiの最新モデル「P20」や「P20 Pro」ともぜひ画質を比較したいところだ。

 インカメラは、Xperia XZ2/XZ2 Compactでは500万画素にスペックダウンしたが、Xperia XZ2 PremiumはXZ Premiumと同じ1300万画素に戻った。

●大きく重くなった本体

 Xperia XZ2 PremiumのデザインはXZ2/XZ2 Comapctのテイストを継承しており、特にXZ2と共通部分が多い。表と裏側どちらも3Dガラスを採用しており、全般的に丸みを帯びている。角もそがれていて持ちやすそうだ。側面にはアルミのフレームを採用している。

 一方、丸くなった分厚くもなっており、Xperia XZ Premiumの7.9mmから11.9mmに奥行き(厚さ)が増えている。幅はXZ2の72mm、XZ Premiumの77mmから80mmに増えている。重さはXZ2の198g、XZ Premiumの191gから236gにまで増えてしまい、なかなかのヘビー級だ。片手で長時間持ち続けると、手が疲れてしまうかもしれない。ワイヤレス充電への対応に伴い、背面にもガラスを採用したことが影響しているのだろうか。

 ディスプレイは、HDR表示対応の5.8型4K(2160×3840ピクセル)液晶を搭載。ディスプレイサイズはXperia XZ2比で0.1型、Xperia XZ Premium比で0.3型大きくなっている。さらに、Xperia XZ2 Premiumでは「RGBW(赤・緑・青・白)」画素を採用したことで、XZ Premium比で最大輝度が約30%向上している。

 スペックからは分かりにくいが、Xperia XZ2 Premiumの画面アスペクト比はXperia XZ2/XZ2 Compactの18:9(2:1)ではなく、Xperia XZ Premiumなど従来機種と同じ16:9。これが18:9なら、同じ5.8型でも横幅を抑えられただろうし、縦スクロール型コンテンツの情報量も増えるだけに、ちょっと残念だ。

 背面にはフォトライト、カメラ、指紋センサーなどが中央に配置されており、左右対称のデザインになっている。気になるのは、指紋センサーがXperia XZ2と同じくほぼ真ん中にあること。手にしたときに、誤ってカメラレンズを触れてしまいそうだ。2眼カメラは縦に配置されているが、これを横に配置して、指紋センサーをもう少し上に置いてほしかった。

 その他、メインメモリはXperia XZ2/XZ2 Comapct/XZ Premiumの4GBから6GBに増え、バッテリー容量もこの中では最も大きい3540mAh。プロセッサはXZ2/XZ2 Compactと同じくSnapdragon 845を搭載する。

 コンテンツに合わせて本体が振動するダイナミックバイブレーションシステムや、前面のステレオスピーカーはXperia XZ2から継承している。3.5mmイヤフォンジャックは、XZ2/XZ2 Compactと同じくXZ2 Premiumでも見送られた。

【更新:2018年4月20日10時57分 カメラレンズの焦点距離を追記しました。】

●Xperia XZ2 Premiumは買いなのか

 Xperia XZ2シリーズの日本投入はまだアナウンスされていないが、例年の流れで行くと、大手キャリアから発売するとみてよい。その前提でXperia XZ2 Premiumは買いなのかを考えてみたい。

 XZ2シリーズの中では、「大きな4Kディスプレイ」や「デュアルカメラ」に魅力を感じるのなら、Xperia XZ2 Premiumを選ぶのがよい。一方、Xperia XZ2 Compactには「小型ボディー」という特徴があるが、早くもXZ2 Premiumが発表されたことで、Xperia XZ2の位置付けがやや中途半端になってしまった感もある。同じキャリアからXZ2 PremiumとXZ2が発売された場合、どちらを買うべきか悩ましいことになりそうだ。

 Xperia XZ Premiumとの比較では、デュアルカメラが大きな進化点だ。ただし、本体が大きく重くなった、イヤフォンジャックがなくなったなどマイナス点もある。

 まずは各キャリアの発表が待たれるが、2018年夏は、新しいXperiaファミリーが市場を盛り上げてくれそうだ。

最終更新:4/20(金) 11:18
ITmedia Mobile