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トリケラトプスの角、モテるため? 負担なのに進化

4/17(火) 17:27配信

朝日新聞デジタル

 映画「ジュラシック・パーク」にも登場した、恐竜トリケラトプスが大きな角やかぶとのような襟飾りを持つように進化したのは、異性を引き付けるためだった可能性が高い――。英国の研究チームが研究成果をまとめ、科学誌「英国王立協会紀要」に発表した。

【写真】トリケラトプスの復元骨格=2011年、東京都台東区の国立科学博物館

 6600万年前の白亜紀後期に生息したトリケラトプスやナストケラトプスは「角竜(つのりゅう)」と呼ばれる草食恐竜の仲間に分類され、大きな角や襟飾りが特徴だ。これらの特徴は別の種同士が交雑して子孫ができなくなるのを防ぐため、見分けるために進化したとの説があった。

 この説を確かめるため、英ロンドン大学クイーンメアリー校の研究チームは角竜46種の化石を調べ、襟飾りなど350カ所の特徴について統計学的に解析した。すると、トリケラトプスなどと同じ時代、同じ地域に共存していた角竜で、種によって特徴に大きな違いが見つからなかった。

 大きな角や襟飾りは角竜にとって負担になる。それでも、ダチョウの飾り羽根などのように、異性をひきつけて子孫を残すのに有利なために進化したとの説もあった。研究チームはこちらの説の方が可能性が高いと結論付けた。

 恐竜化石に詳しい林昭次・岡山理科大講師は「今回、角や襟飾りに角竜の種の外見的な特徴を示すために進化したという積極的な証拠はないことが示された。角竜類の進化を考える上で、重要な研究といえる」と話している。(小堀龍之)

朝日新聞社