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<名古屋駅>JRゲートタワー1年、まもなく3000万人

4/17(火) 18:50配信

毎日新聞

 ◇「タカシマヤ モール」 若年層取り込みに成功

 JR名古屋駅の複合ビル「JRゲートタワー」(名古屋市中村区)が17日、全面開業から1年を迎えた。商業施設「タカシマヤ ゲートタワーモール」を中心に、前日までの来場者数は計2980万人を突破。モールと隣接する百貨店を合わせて、高島屋は「地域一番店」の地位を盤石にしたが、開業効果が一巡する2年目以降、売り上げを維持・拡大できるかが課題となる。

 「もう栄まで行かなくても欲しいものはだいたいそろう」。名駅に近い愛知大3年の女子学生(21)は、週2~3回ゲートタワーに通う。目当ては洋服や本、レストランだという。ゲートタワーはモールのほか、レストランやホテル、オフィスなども入居。年間来場者数は中部地方屈指で、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市、2017年度は3010万人)に匹敵する。

 特にモールは20~30代に人気のブランドやセレクトショップを誘致したことで、隣接百貨店「ジェイアール名古屋高島屋」では十分に集客できていなかった若年層を取り込むことに成功した。休憩スペースの充実で滞在時間の拡大を図ったりしたことも奏功。2館合わせた17年度の売上高は前年比22%増の1576億円で、来場者数も同46%増の5509万人となった。同店を運営するジェイアール東海高島屋の林田明雄取締役は「入店客は十分望んだ通り。売上高も目標値をクリアできた」と話す。

 また、名鉄百貨店本店を合わせた名駅地区の百貨店売上高は、昨年5月に初めて栄地区の3百貨店(松坂屋名古屋店、名古屋三越栄店、丸栄)の合計を上回った。その後は抜きつ抜かれつの接戦だが、松坂屋名古屋店は17年3月~18年2月の売上高は同0・3%減の1176億円で、「主力の婦人服が(ゲートタワーの)影響で苦戦した」(小山真人店長)。経営不振の丸栄が6月末に閉店することもあり、名古屋駅地区は名古屋の新たな「百貨店の顔」になりつつある。

 ただ、高島屋の売上高と来場者数は前年同月比で毎月2桁増を維持したものの、伸び率は縮小傾向にある。昨年5月に35%増だった売上高は、今年3月は15%増の146億円。消費増税前の駆け込み需要はあったが、百貨店単館だった14年3月(148億円)を下回った。来場者数の割に売り上げが十分増えていない面もある。

 開業から一巡した4月以降の高島屋の実績に関係者の注目が集まる中、林田取締役は「行ってみようと思える工夫や仕掛けが必要。モールはまだよちよち歩きができるかどうかの赤ちゃん。百貨店と連携し、1年目以上に販売促進に力を入れたい」と気を引き締めた。【斎川瞳】

最終更新:4/17(火) 22:07
毎日新聞